ウーちゃんがいつも通りになって ほっとした

7月22日（月）
朝、といってもお昼前に目が覚める。
昨晩ウーちゃんを見守ったりウーちゃんに関することを調べていたので眠るのがすっかり遅くなったのだ。

むくりと起き上がる。ウーちゃんの様子を見る。また水が少し赤くなっていた。今日は小さい水槽には移さずに、水をギリギリまですくって換える。

エサは控えることにする。
ルーちゃんにエサをあげる。

玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう！」と、あいさつをする。

カカオにご飯をあげる。

ウーちゃんのエラからもう血は出ていない。いつもと変わらない様子。体色がちょっと貧血気味の色をしている。大きな泡が少しだけになった。

昨晩、この大きな泡はなんだろうと調べてみた。ウーパールーパーが止血作用のある保護物質のようなものを出しているのではないかということだった。ウーちゃんも水の中で出血してしばらくすると血液がゲル状に固まっていた。

ともかく ほっとした。

そして、いろいろな要因の中で当てはまるものはなかった。ウーちゃんは右のエラから 1本血管が出ているので、それが素早く泳いだり流木で遊んでいて擦れて出血したのではないかと思われる。角のない流木だが念のために水槽から出す。

ウーちゃんの体長を測ってみる。27cmだった。

電話がかかってきていた。両親からだ。
ウーちゃんのことを心配してくれていた。「自己治癒力が高いから大丈夫だと思う。」と話すと、ほっとしてくれた。ウーちゃんのことも心配してくれて優しいなぁと思った。

そういえば、実家に帰省したとき父が

「最近ブータンのことが書かれてないけど、ブータンどうしたん？」と、聞いてくれた。ブータンとは突然現れて、ご近所さんや わが家に来ていた猫だ。

父がブータンのことを気にかけてくれていて、ちょっとびっくりしてうれしかった。

ブータンは元々どこかの家猫だったんだろうと思う。
まるまる太った姿で突然現れたこと、毛の白い部分が真っ白だったこと、人懐っこかったこと、エサを開ける音を知っていたこと、なんの躊躇もなくベッドでくつろいでいたこと、などでそう推測できた。

なんらかの理由で するっと外に出てしまったのだろう。
そんなブータンがある日突然姿を消した。お家に戻ったのではないか。と、ご近所さんたちと話した。

さらに、少し離れたところにお家のあるNさんが「うちの猫、ときどき脱走すると。」と、クロちゃんパパのOさんに話したことがあるそうだ。説明してくれた猫の姿がブータンとよく似ていたということだった。

仕事をする。
カレンダーの絵の修正をする。よし。あとは枠の模様だけだ。

食事の支度をする。修一郎の分はお弁当仕立てにしておく。

電話が鳴った。ぷりんさんからだ。
明日いっしょに役場に行くことになった。

夕方、庭に出るとT兄さんがいた。久しぶりだ。少しお話をする。

ごはんさんがお庭に出ていた。ウーちゃんのことを話す。

「ウーパールーパーは再生能力が高いんです。心配しなくて大丈夫。」と、励ましてくれた。

ウーパールーパーは足やエラ、心臓や目までもが再生する。そんなに強靭な再生能力を持つのだが、水が汚れたり水温が高くなると亡くなってしまう。強いんだか弱いんだかよく分からない不思議な生き物なのだ。

お買い物に行く。
ニュージーランド産の小さなリンゴをカゴに入れる。バナナも買うことにする。

「バナナはハイランドハニーがいいよ。栄養価も味もちがう。」と、ごはんさん。

いちばん安いバナナに伸ばしていた手を引っ込めて、ハイランドハニーバナナをカゴに入れる。

家に帰る。
にりんさんとアランくんが裏庭で遊んでいた。アランくんが ささみジャーキーを前に、よだれをポタポタ垂らしながら 「待て」をしている。「よし。」と言われてジャーキーをもらうと、見ている ごはんさんと私に見せに来る。可愛すぎる。

暑いので豊かな毛をバリカンでハーフカットしてもらっていた。しっぽはそのままなので、フッサフッサと しっぽが大きく見える。

ごはんさんと にりんさんは お酒を片手に少し陽気になっている。しばらくおしゃべりする。暗くなってきたので帰ることにする。

今日は ごはんさんが単眼鏡を貸してくれた。スマートフォンを取り付けて写真撮影もできる。これで月を撮影してみよう。わくわく。

ウーちゃんはいつもと変わらない様子で元気そうにしている。ほっとする。水もきれいなままだ。

仕事をする。
バナナを食べる。もっちりして甘くておいしかった。

友人Rさんからメールが来ていた。ウーちゃんのことを心配してくれていた。

みなさま ご心配をおかけいたしました。どうもありがとうございます！

夜、庭に出る。
ふっくらまるい月が煌々と輝いている。きれい。手を振る。Rさんも 満ちたお月さまに手を振っていたそうだ。おんなじだ。

ごはんさんに貸してもらった単眼鏡で見てみる。レンズの中に月を入れるのがものすごく難しい。iPhoneを取り付けてみる。液晶は真っ暗。腕が ぷるぷるしてきたので明日またトライしよう。夜のぜんぶに「おやすみ。」を言う。

カカオはキッチンの椅子の上で眠っている。

今日もいい一日だった。