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素晴らしい一日

3月4日(月)
朝、ぱちりと目が覚める。むくっ。
ブータンも むくっ。

玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつをする。
カカオがファンヒーターの前で待っている。カカオとブータンにご飯をあげる。
ウーちゃんとルーちゃんに控えめにエサをあげる。

今日は博多阪急さんの「絵本deえがお美術館」の展示会場に赴く予定。帰ってくるのが遅くなりそうなので修一郎にお赤飯を炊いておく。

支度をする。
今日は着物。ひな祭りっぽい小紋に半幅帯、ワインレッドの羽織にする。ほとんど着替えたところで、ピンポーン。とチャイムが鳴った。

「は〜い!」と言って玄関の戸を開ける。

ごはんさんが立っていた。そして、なんと、お祝いを手渡してくれた。ものすごくものすごくびっくりした。

「ありがとう。」と言うと、

「ありがとう言わんでいいです。楽しみながらがんばって。」と、言ってくれた。

ごはんさんのきもちがうれしくて、ありがとうで胸がいっぱいになった。

支度を済ませ、車に乗って駅へ しゅっぱーつ!
途中で まりこりんを乗せる。
今日気がついた。まりこりんと電車に乗るのは初めてだ。駅が新しくなっている。小さな駅だが、ひとりだと迷いそうだ。まりこりんについて行く。

横並びの席に腰掛ける。おしゃべりをしながら電車に揺られる。

「昨日、時間のやりとりしてるとき、みるさん よく今まで生きてこれたなぁって思ったんですよ。」と、まりこりん。

「それ、よく言われる〜。」と、私。ふたりで笑う。

「で、そのとき、みるさんて ”今” しかないんだなぁって思ったんですよ。みんなはもうちょっと長いスパンで物事を見てると思うんですけど、みるさんは ”今” だけか、その見てるスパンがすごく短いなって思ったんです。」と、まりこりん。

電車が心地よく揺れている。暖房もちょうどいい暖かさだ。

「へぇ〜。自分では全くわからない。ずっとこうだから。」と、私。

「でしょうねぇ。」と、まりこりんが言って ふたりでまた笑った。

ごとんごとん。電車は走る。

おしゃべりしていると、あっという間に博多駅に着いた。まりこりんについて電車を降りる。改札口に向かう。まりこりんは、切符じゃないあれ、なんというか忘れてしまった。で、ピッとして出たり入ったりする。私は切符を買っていたので、途中で途方に暮れるようなことがあったけれど、まりこりんに助けてもらいながら無事、展示会場に到着。

予定より早く着いた。まりこりんのおかげだ。
Kさんがびっくりしている。

「早かったですね!ギリギリでみえると思っていました。」と言って笑った。

「まりこりんに連れてきてもらったから早く来れました。」と、私も笑う。

noteを読んでくれているので、Kさんと まりこりんは初対面だが、

「まりこりん。ですね。」と、Kさん。そして、

「今日は みるさんを連れてきてくださってありがとうございます。」と、言ってくれた。

そのあと、いろいろな人がみえるたびに、まりこりんは「みるさんを連れてきてくれてありがとうございます。」と言われたそうだ。みんなよく分かってくれている。私ひとりだと辿り着いていないかもしれない。

会場は本当に素敵に飾り付けられていた。感動した。そして、13時過ぎから、もう本当に本当にたくさんの方が来てくださった。ありがたいことに座る間もないくらい、次々に来てくださって、ずっとお話をさせていただいて、はしゃぎっぱなしだった。

数年ぶりに会う友人たちと手をつないで抱きあい再会の喜びに浸った。友人たちがずっとずっといっしょにいてくれた。

今日3日はお仕事で来れないので、昨日2日に来てくれて、お手紙とプレゼントを届けてくれていた方もいた。

遠くからも来てくださった。
岡山から友人でアニマルコミュニケーターのみかさんが着物で来てくれた。とてもきれいだった。

「展示会をずっと待っていた。」と言ってくださった方も何人もいらっしゃった。SNSで知ってくださったようだ。

20年前から展示会に来てくれている親子さんも足を運んでくれた。幼稚園生だった女の子がもう25歳。ずっと可愛いままだ。

「自分のために初めて絵を買う。」と言ってくれた人もいた。
みなさんから心温まるプレゼントをいただいた。たくさんサインもさせてもらった。

すべてが夢のように美しく楽しかった。
みんながいつもとても優しい。優しい光がキラキラ輝いていた。
涙ぐんでくれる人もいた。

博多阪急のKさんが

「みるさんのまわりの方、みなさんとても優しいですね。」と言ってくれた。うれしくなる。本当にそう思う。本当にみんな素敵で優しい。

書ききれないくらい素敵な会話を繰り広げた。みんなが「ありがとう。」と言ってくれた。何も特別なことはしていないのに。こちらこそ「ありがとう。」だ。みんなに会えて本当によかった。胸がいっぱいになる。

途中で百貨店の中にあるカフェにも入った。たくさん並んでいたけれど、次々に空いてすぐに座れた。

そのカフェにはプリンがあった。ホットミルクもあった。プリンの上には少し生クリームといちごも乗っていた。胸がときめいた。とてもおいしかった。

夢のような時間を過ごして帰ることにする。
みんなが「楽しかった。」と言ってくれた。私もとても楽しかった。
たくさんのお土産を まりこりんが半分持ってくれた。Rさんが改札まで見送ってくれる。

「また会おうね。」

まりこりんと電車に乗る。途中からふたりがけの座席に座ることができた。とつとつとおしゃべりしながら ごとごと揺れる。

帰りに まりこりんの家に寄る。お母さんが出てきてくれる。いつも私のアレルギーを心配してくれている。お土産を分けあう。そして、家に帰る。

帰り着くと、修一郎は起きていた。今日の出来事を話す。「よかったね。」と言ってくれた。

ごはんさんにお土産のお裾分けを持ってゆく。
ごはんさんは今日楽しいハプニングがあった。その話を聞く。面白かった。

家に戻る途中、夜空を見上げる。
薄墨色の雲が優しく浮かんでいて月と星は見えなかった。きれいだな。夜のぜんぶに「おやすみ。」を言う。

みんながブータンの写真を見たい。と言ってくれたので、写真を撮る。明日アップしよう。

カカオとブータンは遊びに出かけている。

今日もいい一日だった。

みなさま、本当にありがとうございました。
みなさまの愛をたっぷり感じて、みるみるは幸せいっぱいです。

今日3日に持って行った新作
早速、ぴったりの方の元へいきました。
中性紙に鉛筆とペン
ジャンヌダルクという珍しいラナンキュラスの入った可憐で素敵な花束をいただきました。

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