見出し画像

ドラマ「ブラックポストマン」についての報告書

推し(田中圭さん)を毎週のように観れるドラマをありがとうございました。(合掌)

まず、この報告書は ドラマを観た人に向けて書いてます。ちょっぴりネタバレがありますので あしからず。

今回のドラマはダークヒーローもの。
とは言っても、実際に「へーんしん!」なんてするわけじゃない。

登場人物は主役を含めて過去を抱えてる人ばかりの 考察がいのある 伏線と謎に包まれたサスペンスストーリー。
そして結構、重たい内容のドラマだった。

序盤からずっと疑問なのが、どうして副島さんは目が悪くないのにメガネをかけてるんだろう?ということ。ホスピスにいた時はかけてないのにね。
とはいえ、メガネ顔は素敵で美しく よく似合ってるし、個人的にどタイプすぎて目の保養しかありません。つまり、私のためにメガネをかけてくれたんですね〜♡
ありがとうございます。
そしてたぶん。変身する感を出すためのアイテムかな?と。
と、勝手に解釈しております。

さて、私的モヤモヤを白状すると…

一番、黒いと思ったのは1話に登場する笠原社長。
交通死亡事故を起こしたうえに保身に走り、自分のことでいっぱいだからといって、もう息子の進路なんてどうだっていい!という自分勝手な父親。
えーなにそれ!?
そんな 親いてるんだ…一度は先生に成績改善を金で解決しようと交渉し、その態度は毒親でも親だと思ったが。息子もいけ好かない、わがままなイジメ男子だけど、この親を持って可哀想すら思えた。
本当に、本当に 黒い。真っ黒だ。

とはいえ、制裁してしまうのが本当の正義だろうか?正義とはその人その人によって違った意味になってくる危険なものかもしれない。
制裁した妹尾先生もまた、顔が見えない誰か(後で正体が明かされる)に制裁されてしまったが。ふと、真の正義とは?と考えさせてくれるドラマでもある。

思った以上にこのドラマの闇は深い。

遅ばせながら このドラマの感想を書いているが 見どころというより全体的な流れの先が(誰が黒幕で誰が正義?)全く読めないドラマ。
いわゆる 考察班には激ムズだった。
元々、敵や味方が入れ替わる方式と 聞いてたけど、こんなに頭グチャグチャになるとは。
このドラマのおもしろさは 黒幕だと思っていた人が違ったり、死んだと思ってた人が生きてたり、正しいと思ってた人が自分の気持ちとは逆行してたり。
気持ちいいくらいに裏切られるドラマということだ。
事実、私は消去法で黒幕を追っていたが 最後に「あれ?誰もいない…」と思ってしまった。
すっかり、やられました。

そして、考察するぞ!と意気込んでた私は早々に脱落し途中からはただ、副島さんの苦悩顔に、微笑みに、脚の長さに、両手結束バンドに 食いつき、ストーリーを素直に受入れて観てるだけになってしまった。

最終的には 全ての登場人物に それぞれの正義が有るが正解回答される話ではなかった。
ただ、苦しんでる子供たち声が大人に届かない現実があることがとても心苦しかった。
それは実際に起こっている事実だ。

現代社会において 知られていない事柄がどれほどあるだろう…
もし、身近で起こった時はできるだけ自分のできる事はしよう。と、思ったのは このドラマから学んだことのひとつだ。

また、ラストの副島さんの咆哮のような切ない訴えはかっこいいし、熱くて胸が苦しくなった。
(そして顔もいい)
田中圭さんの泣きの演技は息が詰まるほど感服する。
また、江口所長(正名僕蔵さん)も 黙ってなかったのが良かったね。

全体的にドラマとして上手くまとまった感があったし、ちょっと続編にも繋がりが出来そうで期待してしまった。
これからのポストマンの活躍が知れたらいいなと、思う。

最後に 一つだけ加えるとすれば。
副島さん。自転車で地方の崖上を走ってたけど、辛すぎるのでせめてバイクを支給してあげて欲しい。
それだけです。(笑)

ドラマのアザーストーリーもあったりしたら嬉しいな。

以上、報告します。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?