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おっさんだけど、仕事辞めてアジアでブラブラするよ\(^o^)/ Vol, 13

ベトナム ダラット 1日目
2023 0610 Sat

時刻は夜22時を過ぎました。
今夜は反省すべき点があります。それは、自分にとって許しがたい失態でもあります。

今夜20時過ぎにホテル近くに到着しました。しかし肝心のホテル自体がさっぱり見つからず、おそらく離れた場所に住んでいるであろうオーナーとBooking.comを介して会話しながら探し続けること30分、オーナーの母親が迎えに来てくれて、ようやくホテルにたどり着くことができました(明日再確認しますが、たぶんめちゃくちゃわかりづらいと思う)。
ホテルに関する注意事項などを確認し、食事に出ようとしたところで21時15分。周辺の食堂はすでに閉まり始めていました。

ここでダラットについて簡単に説明します。
ダラットとはホーチミンの南東東に位置する標高1500mの街。別名ベトナムの軽井沢とも呼ばれ、国内外の旅行者から支持を集める観光地です。
ここについての最初の感想は、とにかく涼しい! 身体がラク! ベトナムでのいきなりの酷暑がいかに自身の身体にダメージを与えていたか、痛感させられました。

マジで涼しい。朝なんて寒いくらい! 温水がきちんと出ないとシャワーは浴びられないですね。

今夜、わたしはビールが飲みたかった。
と言っても、身体が欲していたわけでも精神が欲していたわけでもありません。ホーチミンでは酷暑その他諸々の要因で、夜にはビールが必要になりました(めちゃくちゃ旨く感じたし、ほとんど酔わなかった)。しかしここはダラット。標高1500mの避暑地です。ビールはもちろん、ストレスフリーな現状のわたしにそもそもアルコールなど必要ないのです。しかしわたしはビールを飲んだ。
理由は、せっかく避暑地に来たのだから。なんとなく贅沢をしたかったのです。

良い感じの大衆食堂はまもなく閉店。仕方なくその近所の、おそらく地元の客は1人もいない、観光団体の酔客で賑わうジンギスカン屋っぽいレストランに入りました。
1人用の食事ができるかどうか確認し、奥の席に案内されました。と、出迎えたのは華僑系と思しき絵に描いたような商人風のオーナー。満面の作り笑顔で話しかけてきました。
「どこから来たの? 日本? 日本人ダイスキ!」
別にこのオーナー自体をどうこう言うつもりはありません。それが彼のスタイルだし、それが彼のもてなし方だろうからです。
問題なのは、わたしです。

価格をろくに視もせず、ビール2本と2品を注文しました。1品はチャーハン、もう1品は中華風の炒め物です。
1本目のビールは一口目まで旨かった。つまり、ビールは1本で充分だったということです。
まもなくチャーハンと中華炒めが運ばれてきました。チャーハンは紛れもない冷凍物、中華炒めはベトナムに来て初めて喰った不味い飯です。たぶんこれは間違っていませんが、わたしの口に合わなかったとかではなく、単に料理として不味かった。色味だけは良いが、旨味どころか美味しいものを作ろうとする意志をほとんど感じられない料理でした。
支払いは205,000ドン(約1200円)。

今夜泊まるホテルは1泊170,000ドンのいわゆる安宿です。トイレ浴室は共用ですが、部屋も含めて驚くほどクリーンに保たれ、そのうえなんと温かいシャワーが豊富に出るのです!

浴室トイレ環境は、今までの宿で間違いなく最高! ママンも優しいしワンちゃんとも遊べます。

金が惜しいわけではありません。
これは旅のスタイルの問題であり、ポリシーの問題です。

わたしはなぜ旅に出たのか? それは生きるためです。
日本を飛び出し、世界を歩いて見て喰って寝て体感し、生きている実感を得るためです。
現地の方々と話し、同じものを喰い、同じ目線で同じ時間を過ごし、喜び怒り哀しみ楽しむ。
それが旅の目的です。
やりたくてやりたくてしょうがなくてやった贅沢ならまだしも、意味のない贅沢など、わたしにとって必要ないどころか最悪なことなのです、マジで!
そんなことがしたいのなら、日本でしていればいいのです。
それに、こんなしょうもないことで馬鹿面さげて散財していたら、3日目のホーチミンで大喧嘩したバイクガイドのおっさんに申し訳が立ちません。※1
ええ歳こいたおっさんがアジアでブラブラする意味が無くなってしまうのです。

最後は、ファンである本田圭佑さんの言葉で締めたいと思います。
「さ、切り替えていきましょう!」

追伸
マジな話、現地の成金もしくは外国人観光客用の飯は、そんなに旨くないです。コーヒー然りフォー然り定食然り…。極端に言うと、バブルのころの阿呆なラーメン屋が伊勢海老入りラーメンを出すような感じでしょうか。いや、ちょっと極端すぎましたね。現地のおっさんおばさんや普通の若者で賑わう飯屋こそが旨いものを出すのです。まあ確かにわたしは、グルメとは対極にいる人種ですが。

旨いもんは旨い! 地元の人たちはちゃんと知っています。値段は関係ないのです。

※1 ベトナムで過ごすうち、やはりあのおっさんはそこまでカマシてないような気がしてきました。最初に聞いたときに値段をはぐらかしたのはあのおっさんの許しがたい点ですが、観光客相手の仕事ということもあり、基本的にバイクガイドはめちゃくちゃ時間単価が高いです。カントーという地方都市で1時間200,000ドン。ホーチミンで1時間500,000ドンというのは相場っちゃ相場です(実際あとだしのパフレットにそう書いてあったし)。


おっさんごめんよ。ちょっと言い過ぎちゃったかもしれん。

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