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おっさんだけど、仕事辞めてアジアでブラブラするよ\(^o^)/ Vol, 04

2023 0603 Sat ホーチミン3日目

時刻は21時。ホーチミン、というよりブイビエンの夜はこれから始まります!

今日は午前中の半日をかけて、バイクのケツに乗ってホーチミンの街を観光しました。
結果から言うと、昨日からの懸念の通り、思いっきりヤラレちゃいましたね。

朝食は希望通り、ローカルの人々で賑わう食堂でホー(ベトナムのラーメン)を食し、そのあとはおまかせで歴史博物館、寺院、市場を巡りました。それなりに楽しかったし、ホーはメチャクチャ旨く、これは完全に東京で通用する味でした。

異常なまでの物量。真剣に視たら、半日なんかじゃ間に合わない!


しかーし! 観光を終え、おっさんが勧めるままにおっさんの日記帳にサンクスレポートを書いた後、そう、チェックの時間にやはり問題が起きました。
おっさん曰く1時間500kドン(約3000円)。いくらなんでも異常に高すぎる! 外国人価格でどう高く見積もっても半日で350kドン(約2100円)です。
このおっさんとはホーチミンの初日、つまり今回の海外旅行初日に出会いました。ブイビエンで私に声をかけてきた初めての人です。そのよしみで、半日700kドンまでは覚悟していました。でも、さすがに1時間500kは有り得ない! わたしは怒りました。なぜなら、わたしはこのおっさんを信用していたからです。
朝一で、おっさんは言いました。「金の話はするな。悪いようにはしないよ」 わたしはそれに“のっかり”ました。つまり、このおっさんを信用し、まかせたのです。

たぶんだけど、そんなに悪い奴じゃないんだよな。コミュニケーション不足はトラブルの元です。

いま、少し冷静になり、考えています。
ここは、ホーチミンではなく、ブイビエン。日本でいうところの80年代の歌舞伎町です。ブイビエンにはブイビエンの値段があり、しきたりがあります。
たぶん、あのおっさんはそんなに悪い奴ではないはずです。ブイビエンのしきたりに則り、ブイビエン流の仕事をしたのです。しかし、わたしにもわたしの流儀があり、遣り方があります。最低限の礼儀を守りつつおっさんを詰り、そして容赦なくおっさんを罵倒しました。
それから、わたしは1000kドン(約6000円)を支払いました。そのあたりが今回の落としどころだと考えたのです。

その場でおっさんと別れ、徒歩でホテルに向かいました。道中、わたしの中で変化が起こりました。私の歩みは次第に速度を落とし、汗をかかなくなりました。声をかけてくる物売りの方々に笑顔で応えつつ、きっぱりとNOの意思を示すようになりました。とりわけ変わったのが、交差点の横断の仕方です。

ホーチミンの交差点はカオス、混沌です。信号があってもかなり無秩序、いわんや信号のない交差点をや…。
ホーチミンの交差点の渡り方。それは、まず1歩を踏み出すことです。堂々と、自信をもって1歩を踏み出し、そしてまた1歩踏み出す。それをしなければ始まりません。例えばの話、朝の8時にブイビエンの交差点を渡ろうとしてバイクの流れが途切れるのを待っていると、交差点を渡り終えるのは、たぶん真夜中の25時。人生は嫌になるほど長いけれど、でも思ってるほどには永くないのです。
迫りくるバイクの群れを見据えつつ1歩を踏み出す。歩き出したら決して迷わない。どうせその選択の良し悪しなんて最後までわからないのだから、1歩踏み出したら迷わず進む。
その図太さが、ここブイビエンでは必要なのですな。

とにかくバイクバイクバイク! 

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