コロナ後遺症へのEAT(Bスポット療法)

コロナ後遺症でヒラハタクリニックを受診した後、平畑先生の書かれたクリニックのウェブサイトに掲載されている治療法で、できるものからどんどん試していきました。

まず慢性上咽頭炎の治療に用いられるEAT(Bスポット療法)が有効である可能性が高いということで、通える範囲にある耳鼻科でEATをしていただける病院を探しました。

探し方は、ネットでググってもいいのでしょうが、堀田修先生の本『つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を治しなさい』の特設サイトのEATを行なっている病院一覧を参考にしました。


病院に予約や問い合わせを行う際は、最初から「コロナ後遺症なんで!」というようなことは言わずコロナのことは主張せず、あくまで「何月頃熱が出てひどく寝込んで休養した」「その後、寝たきりになるくらい倦怠感が続いている」「嗅覚と味覚に異常がある」「かかりつけ医にEATを勧められた」というような客観的な症状を中心にお伝えして、お問い合わせ先の病院・クリニックでEATを行なっていただけるか確認・予約しました。

予約できて来院し、いざクリニックの受付で「今日はどうされましたか?」と問診票を渡された時も、やはり「コロナ後遺症だと思うんですけど!」といったようなことは言いません。受付付近には診察待ち、会計待ちの他の患者さんがたくさん待合室にいらして、その人達が「この病院コロナの人が来てるんだ!」と思ったり、その後帰宅してからご近所さんに「あの耳鼻科、コロナの人が来てたんだよ!」と言ったりしたら、変な噂になるかもしれません。東京などの都会ではそれほど問題ではないかもしれませんが、地方の個人クリニックでご近所さんの風評被害があったら、ただでさえコロナ禍で病院経営が悪化している中、大変なことになるかもしれません。せっかく見つけたEATをやってくださる病院が、コロナ後遺症の方のEATお断りになってしまったら困るのは自分ですしね。

受付、いざ診察の際の問診でも「何月頃熱が出てひどく寝込んで休養した」「その後、寝たきりになるくらい倦怠感が続いている」「嗅覚と味覚に異常がある」「かかりつけ医にEATを勧められた」という客観的な症状を中心に医師にお伝えして、私の場合は無事EATを受けることができました。本当は平畑先生によると週1回ペースが良いということでしたが、私の受診した病院では2週間に1回ということで、継続して受診しました。

あくまで私のケースですが、保険適用で他のお薬の処方もあって、お薬代は別として鼻腔のレントゲン検査、内視鏡検査とEAT、吸入だけで1600円ほどしかかかりませんでした。ググるとEATは良心的な値段のクリニックもあれば、随分と高いクリニックもあるようなので、事前の問い合わせの時に保険適用かを確認すると良いかもしれません。

EATは一番よく効果があったような気がしていて、他の対処法も同時にスタートしたのでEATとコロナ後遺症の完治に因果関係がどれくらいあるかは明らかではありませんが、寝たきりに近いくらいの倦怠感が1ヶ月ほどで軽減して活動が徐々に再開できるようになり、ブレインフォグも軽減、嗅覚異常は1回のEATで劇的に改善しました。

同時に上記の堀田先生の本でも勧められていた鼻うがいも継続しました。それも嗅覚障害の治療に役立ったと思っているので、それについては別のnoteで述べたいと思います。

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