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「勝てるプレイヤー」とは~シティリーグシーズン2~

こんにちは、ささみです。
1/21(日)、カードキングダムイオンタウン周南店で行われたシティリーグシーズン2に参加してきました。
シーズン1はあまりにも書くことがない負け方をしたので、特に振り返りはしませんでしたが、2024年は毎月1本noteに記事を書くことを個人的な目標にしていて、1月はその第一歩としてシティの振り返りをしたいと思います。

先に結果を書いておきますが、ギラティナを使って3-2の30位。ポイントすらゲットできませんでした…。


デッキ選択

第1週 ~1/6

年末。CL京都が終わり、久しぶりに会う友人とGLCを遊んだりしながらシティリーグのデッキを考えていました。

と言っても、この時点ではなんとなく頭の中でゲッコウガ軸のロストバレットを気に入っているくらいで、ぼんやりとそれを使うかと考えていましたが現行にはほとんど触っておらず、CLの配信を見て環境を勉強している程度のレベルです。

年が明けて1月。シティリーグに向けて本格的にデッキを探すかとなり、まずは先述のゲッコウガ軸のロストバレットを試すことにしました。
Tordさんが使っていたような形のロストバレットからカイオーガを抜いて、その枠に他のカードを足したような形を組み、1/6に周南であったマヒロCSという自主大会に持って行きました。

リストがこれです。

LLLgg9-zRJm5D-gLHniL

予選5回戦の結果は3-2で、ミュウとサーフゴーパルキアとのマッチを落とし、ミュウ相手はまあ不運も絡んだので割り切れましたが、サーフゴーはかなりキツく感じました。

1回戦
Fミュウ 後攻 ×
相手がミュウVMAXでサイドを2枚先行。アクロマに触れておらず、トドロクツキが起動できなかったところをサイコジャンプで逃げられ、サイドレースが追い付かなくなって負け。

2回戦
リザードン 先攻 〇
エヴォリューション型リザードン。上が2枚サイド落ちしていたらしく、立ったリザードンをくるいえぐるで返してテンポ取って勝ち。

3回戦
インテウーラ 後攻 〇
相手の先攻の展開が悪く、イキリテイクだけして終了。2ターン目3ターン目に置いたテッポウオをボスで取り、テンポを取って勝ち。

4回戦
サーフゴー 後攻 ×
アクロマに触れず、ゲッコウガとパルキアでサイド3枚先行される。カイナでパルキアを返すもサーフゴーに前を飛ばされてサイドレースが追い付かず負け。

5回戦
ギラティナ 後攻 〇
順調にロストを貯めつつスピット2回でギラティナを取るところからスタート。雪ツツジで2ターンくらい止まりましたが、お相手がVSTARパワーを使ったことを失念するミスもあり、負け気味のゲームを拾いました。

当たり前に予選落ちしましたが、シンプルにアクロマに触れなかったゲームを落としたのでそれほど悲観はしておらず、まあこんなもんだろうなという気持ちでした。
周囲の人間とも使ったデッキの話をしましたが、前のめりになると強い反面カイオーガがないことで捲りの要素が薄く、走り切れないと息切れしてしまうという認識が共通しています。
この日はトドロクツキexというポケモンの圧倒的なパワーを感じ、ちょうどこの前後で公開されていたkumeさんのターボ型のトドロクツキが良いのではという話でこの週を終えました。

第2週 ~1/14

前週のマヒロCSでの反省を経て、デッキにカイオーガを入れる方向で調整してみることにしました。
カイオーガの起動に必要なパーツが入るようにリストを調整し、2日ほど試したところで以前ほどパルキアを強く使えていないことに気が付きます。
エネが4色になったことに伴って水エネルギーの数を減らしており、序盤に水エネルギーが落ちないことがその原因に思えました。
ツキとカイナを採用する以上ルール持ちのポケモンを採用することのデメリットは薄いと考えていて、なにかいいVSTARパワー要員はいないかと探していた時、こいつの存在が目に入ります。


カイオーガが欲しい対面=手札干渉を受けにくい対面ならば、こちらの手札干渉と合わせながら下を置き、次ターンに乗ってVSTARパワーを使うことでカイオーガの起動を1ターン早めることができるのではないか。思いついた僕は「エクで使うの?」の声を背に受けながら迷わずショーケースに向かいます。

僕「レジドラゴ上下1枚ずつください。」
店「レジドラゴV今ないですね~~SRならあるんですけど。」
僕「・・・ ・・・」

90円と90円だろうとすでに180円握りしめていた僕は固まりました。それほどレアリティにこだわりがあるわけではない僕にとって、使うかどうかわからないカードのSRはあまりに不要。でも時間がない。今日試したい。すぐ試したい……。

僕「買います。SR。」

こうして僕は650円のレジドラゴを購入し、翌日の昼ごはんを我慢することになりました。ちなみに帰ってストレージを見たらレジドラゴは上下3枚ずつ持っていました。

翌日には、トドロクツキexを1枚削ってカプコケコexを採用することを思いつきます。これはマヒで山を掘るターンをもらう使い方のほかに、入れ替えを余り取っていないピジョリザのピジョットに対して使うことも考えました。

カプコケコexを1枚も持っていない確信があった僕はショーケースに向かいます。

僕「カプコケコ1枚ください。」
店「カプコケコ今ないですね~~SRならあるんですけど。」
僕「・・・ ・・・」

以降の流れは省略させていただきます。

VFvF5k-9r5zKZ-55VFkk

もはや元のリストの原型がないほど魔改造されてしまいましたが、ここから数日、レジドラゴ入りのカイオーガを試しました。マイナーチェンジはありましたが大枠は変わることなく、レジドラゴの使用感もかなり良い。

ツキやサーフゴーにもいい感じで戦える。もしかしていけるかも?
そんな矢先の週末に、大きな問題が浮上します。

「サーナイト、全然勝てねえ……。」

何度か壁役をやってもらった知り合いのサーナイトに全く勝てず、デッキ単位で厳しいように感じました。
フルパワーでサーナイトを使える最後の機会ということもあり、サーナイトは少なくないと思われるシティリーグ。
サーナイトに全く勝てないデッキを持って行くのは……。

同時にこの週の日曜日、別会場シティリーグのジャッジをしており、会場の対戦を見守りながらこう考えていました。

「ギラティナ、めっちゃ勝つやん。」

ミライドン、サーナイト、リザードンの新時代の三神からハブられている相性の有利不利の環から外れたギラティナ。
大きく有利なデッキがない代わりに大きく不利なデッキもなく、シティリーグでは安定した戦績が期待できそうに思えます。

問題があるとすれば、僕が全くギラティナを触ったことがないこと。
いや、大問題だけどね。

「カイオーガか、ギラティナか……。」

葛藤しながらこの週が終わりました。

第3週 ~シティリーグ当日

いよいよシティリーグ当週。たまり場になっているカドショに僕が笑顔で持ち込んだのは、ギラティナでした。
カイオーガを使わなければレジドラゴとカプコケコで1,300円欠損する事実から目を背けることはできても、サーナイトに勝てない事実から目を背けることはできず、そもそも他対面も引きムラ次第ではあっさり落とすこともあるカイオーガよりも、ギラティナのプレイを磨くことに時間を使う方が良いと判断したからです。

少し話は逸れますが、僕はnote文化はとても良いと思っています。もちろん内容の吟味(戦術系の記事に関しては特に、書いてある内容の有用性など)は必要ですが、信頼できる著者のnoteは本来その知見を得るために必要だったはずの時間を大幅に短縮してくれます。知見や経験が大切な要素であるTCGでこそ、note文化は廃れず続いてほしいと願っています。

余談を挟みましたが、この週はおとくんのnoteおとこじかくんのnoteを読みつつ、長く握っていた知り合いに「ホンマですか?」と言われながらギラティナのプレイを教えてもらいました。今更僕がギラティナの戦術について語るようなことは何もないので、2人のnoteを読んでください。

当日使用したギラティナのリストについてはおとくんがCLのDAY1で使用したものと全く同じ60枚を使わせてもらいました。有料部分に記載されたものですので、本稿でも掲載は控えさせていただきます。

シティリーグ本番

1回戦 リザードン 先攻 ×

この対戦が一番悔しかったので一番記憶に残りました。
じゃんけん負けて後攻を取られて、相手はマナフィスタート。

ギラティナを2面とキュワワーを1面、ゲッコウガを1面置いて終了。お相手はペパーからポッポとヒトカゲ2面を置き、エヴォリューションしてピジョンとリザードになって終了。アビスシークを打った返しにアメでヒトカゲがリザードンになり、ピジョンがピジョットになった上ナンジャモも打たれて前のギラティナが180もらいます。

アビスシークでロストが10枚に届くターンだったため、手負いのギラティナでアビスシークして終了。相手ボスで新しいギラティナを呼び出して180、返しでボスピジョットからロストインパクトを言いたかったのですが手が揃わず、3枚目のギラティナに触ることもできずヤミラミのロストマインで新たに出てきたヒトカゲを取りつつリザードンに50点。相手の手札が3枚で、スタジアムとスイーパーが1枚ずつ見えていたのでここで1枚目の雪道をかぶせました。

返しのターン、スタジアム直置きで雪道を割られ、ボールからマフォクシー、入れ替えで前に。リザードにリザードンが乗った上でカウンターキャッチャーでギラティナを呼ばれ、盤面からギラティナを失ってしまいます。

返しのターン、雪道を置きながらナンジャモ。ようやく触れた新しいギラティナを置きながらロストマインでマナフィを取りつつ新しいリザに50点乗せ、前にマフォクシーを残してターンエンド。次ターンフトゥー博士のシナリオでマフォクシーに逃げられてヤミラミを取られ、インパクトで前のリザを返します。

祈りの時間でしたが、手から封印石が出てきて雪道を割られ、マッハサーチでエネを持ってこられて負けてしまいました。

2回戦 ロストバレット 後攻 〇

お互いキュワワーからのスタート。はなえらびで草エネが捲れてミラーを警戒しましたが、いつまでもギラティナは出てきません。
こちらはウッウがサイドにいたためギラティナを2面作ってひきさくから入るプランを選択。2枚サイドを取ったところでレジドラゴが出てきて、ドラゴンエナジーでギラティナを返されます。

3体目のギラティナを作りながら、2体目のレジドラゴをギラティナと交換し、手札干渉しながらVSTARになってレクイエムで前を取り、最後はベンチにいたシェイミVを呼び出してロストインパクトでフィニッシュしました。

自主大会を開かれてる方ですよね?と声をかけていただいてうれしかったです。

3回戦 トドロクツキ 先攻 ×

同じカドショで遊んでいて、会場にも一緒に来た同門(?)のやきめしさんとの対戦でした。負けた方は目なしになる厳しい対戦でしたが、後1からしっかりとサイドを取りつつ付け替えを駆使して2面のアタッカーを作られ続け、サイドレースが間に合わず負けてしまいました。

おおむね練習段階で負けていたパターンそのまま負けたので後悔はなく、やきめしさんのオポを背負ったため残りの2戦も頑張ろうとグータッチして次の対戦に向かいました。

4回戦 パオジアン 後攻 〇

あまり練習をしていない対面でしたが、どこかでカウンターキャッチャー+ロストマインから捲ろうと考えていました。

キュワワーを1面に絞りつつアビスシークとアクロマでロストを貯め、1枚目のギラティナが取られた返しにナンジャモ+1枚目の雪道を置いて前のパオジアンと交換。手材料でしゅりけんを打たれるもカウンターキャッチャーからレクイエムで後ろのパオジアンを取り、相手が止まっている間に2ターンかけてロストマインで勝ちました。

ビーダルが出てこなかったため、手札干渉+雪道を強く使うことができた対戦でした。

5回戦 サーナイト 先攻 〇

同じ広島で遊ばれているえぬさんとの対戦でした。

お相手ザシアンスタート、こちらギラティナスタート。アビスシーク2回でロストを貯めて、相手がザシアンで前のギラティナを取ったところにナンジャモ+ギラティナで交換。ジラーチを用意できていない盤面からフルパワーアルカナシャインで前が飛んだので、雪ツツジ+ロストマインでアルカナシャイン+後ろのキルリアと交換。攻撃できないターンを作り、サーナイトexにレクイエムを当てて勝ちました。

サーナイト対面は最終日の練習を病欠した人がいたためあまり練習できておらず自信がありませんでしたが、勝つことができて良かったです。

余談

結果は3-2。勝ち点9の中で最弱のオポネントで30位でした。
やきめしさんゴメン……と思ったけど彼も最終戦落としてました。セーフ。

あと本当にどうでもいい話なんですが、視認性向上のために前日にradcliffeさんから借り受けたツツジHRは5回戦のうち4回サイド落ちしてました。

最終戦はどうしてもツツジが欲しかったので、取ったサイド2枚の中にレインボーツツジがいた時は思わずヒカルになりました。

ヒカルの碁はTCGの教科書。

そのままイオンタウンの植え込みに埋めて帰るか検討しましたが、寒くて土を掘り返すのが面倒だったため持って帰りました。

ラドやん、カード貸してくれてありがとう。然るべき場所でお祓いを受けるか、自宅の庭に埋めることをおすすめします。

終わりに ~勝てるプレイヤーになる~

思い返しても1回戦が悔やまれます。もし3枚目のギラティナを置けていたら?もし2回目のアビスシークターンにキュワワーを回してサイドを取る選択ができていたら?可能性のあった選択肢が浮かんできます。

勝てるプレイヤーは、裏目を恐れない大胆さ負けをケアする繊細さを持ち合わせていると僕は思います。

2回目のアビスシークを打った時、少なくとも僕の脳内には次のターンマフォクシーを打たれる展開はありませんでした。大胆さと繊細さ、どちらもが欠けていたということだと思います。常にどちらも持ち合わせるプレイヤーになりたいものです。

でも、勝ち負けは別として、久しぶりに練習して臨んだシティリーグでしたが、ギラティナはいいデッキですごく楽しむことができました。相手の出方を探りながら自分の準備を進め、捲りを目指す…まさに新時代のポケモンカードのテーマである「逆転」のデッキだったと思います。ボートレースでも捲りが好きなのに今までギラティナを触ってこなかったことを少し後悔しているくらいです。

新環境や次以降のシティリーグも、優勝目指してまた頑張ろうと思います。

駄文を読んでいただきありがとうございました。

また2月以降の記事、もしくはどこかのカードショップでお会いしましょう!

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