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ロスギラの思考

自己紹介

広島でポケモンカードをしているおとこじか(@aoaza_kun)です。
今回は2024CL京都とシティリーグS2で使用しCLでは11-3の49位、シティでは優勝する事が出来たロストギラティナの思考について書いていきたいと思います。
元々自分の思考の整理として書いており、知り合いに限定公開していたものなので記事として至らない点もあると思いますが、ご容赦頂けると助かります。

デッキリスト

CL京都とシティリーグで使用したリストです。

Day1(シティリーグ)使用リスト
Day2使用リスト

こだわった点とDay1とDay2で変えた点について解説します。

こだわった点

・ナンジャモ2枚採用
環境読みとしてロスト軸のデッキ、特にギラティナミラーが多いと予想していました。ミラーの詳しい解説は後述しますが、基本的には先に準備が終わった方からサイドを取り始めます。この時ナンジャモを使えるか使えないかがミラーの勝率に大きく影響すると考え、ツツジ2枚目よりナンジャモ2枚目の採用に至りました。
・雪道4枚目
Day2では3枚に減っている雪道ですが、Day1は必ず4枚採用にすると決めていました。理由としては、先攻1ターン目に雪道を貼りたい対面が多い事、捲るプランの時に確実に手札干渉+雪道をセットで使えるようにしたい事の2点が挙げられます。実際Day1ではターボツキに対して先攻1ターン目雪道お祈りをして3ターンほど止まってもらい勝つことが出来ました。予選で3回ほど対戦したミュウに対しても雪道ナンジャモで1ターン止まってもらい2回勝つことが出来ました。

マッチング

マッチングは下記の画像のとおりです。

CL京都
シティリーグ


各対面の動き

vsロスギラ

・注意点
①安易に殴り始めない(ウッウでサイド1を取らないようにする)
②ツツジよりナンジャモ警戒

・要点
①目指す盤面としてはバトル場キュワワー、ベンチにギラ2or3の余裕があればゲッコウガ
②基本的にギラが2体準備出来るまではアビスシーク連打で手札と盤面を整える(ロストは出来るだけ10に近づけたい)
③自分からサイドを取り進める時は出来るだけナンジャモを絡める
④サイドは出来るだけ2-2-2で取れるようにする(逆に自分は何処かで1を押し付けられるようにする)
・要点の解説
①の盤面を目指す理由としては、HP90以下を1匹に絞る事でのげっこうしゅりけんのケアがメインです。
②に関しては、自分の選択肢を広げる為に敢えて攻撃しません。アビスシークでロストと手札を増やす事でその後の自分の行動を楽にする目的があります。ロストが10枚になればヤミラミを使いサイド1のポケモンを相手に押し付ける事が可能になります。
③は相手の選択肢を狭める為です。相手も自分も同じようにアビスシークで選択肢を広げて戦ってきます。必然的にお互い手札が増えるので先に準備を終えた方が手札干渉をし殴り始める事でお相手の捲りをケアします。必要札を山下に送られるだけで結構キツイです。
④はツツジケアもありますが、主にはカウンターキャッチャーのケアになります。奇数進行してしまうとどうしても相手にカウンターキャッチャーを使われる機会が多くなり、かなりしんどいゲーム展開となります。それを防ぐ為に、ヤミラミのロストマインで敢えてサイドを取らないターンを作ったりする事もあります。

・良くあるNG行動
①ウッウで相手のキュワワーを取りサイド先行する
②ギラ2体目が育っていないのに殴り始める
③サイド先行する側がげっこうしゅりけんを打つ
・NG行動の解説
①ですが、ミラーにおいてサイド1を先行する事がまず弱いです。その時点から相手のカウンターキャッチャーが反応するので簡単に裏のギラティナに触られますし、以後ずっとカウンターキャッチャーの恐怖に怯えながら戦わなくてはならなくなります。
②ですが、サイドを取り始めた段階で余程のことがなければ相手がナンジャモで手札干渉してきます。この時に裏のギラが育っていないと手札4枚からギラを育てなければならなくなるのでかなり劣勢となります。最低でも進化+超エネか草エネの1枚は貼ってから攻撃するようにしましょう。
③ですが、これも①と同様の理由です。折角サイド1のポケモンで攻撃したのに相手のカウンターキャッチャーが反応し簡単に裏のギラを取られてしまいます。言い過ぎかもしれませんが、ミラージュゲートを1枚損してる気分になります。

・ゲームプラン
①インパクト→スタレク→ロストマイン×2
②インパクト→ロストマイン→スタレク→ロストマイン
③インパクト→インパクト→スタレク
ロストマインのところがたまにげっこうしゅりけんに変わったりします。
ヤミラミでサイドを取る場合は2回目の技でサイド2枚取るように調整しましょう。
上にあげたプランは1例にすぎません。対面のアタッカーによって微調整を強いられるのでその都度何が最適か考える事は忘れてはいけません。
対応力が高いからこそロスギラには無限の分岐点が存在します。そこが楽しいところでもあり難しいところでもあります。

vsピジョリザ

・注意点
①しっぽミュウをウッウで取る事にメリットはない
②基本的にリザにギラを殴らせてからスタートする

・要点
①目指す盤面はミラーの時とほぼ同じ、ゲッコウガよりウッウを優先する場合がある
②基本的にはアビスシーク連打で相手が進化してから殴り始める
③スタレクは基本的には最後まで取っておく

・要点の解説
①アビスシークを連打しますが序盤の黒リザの攻撃ではギラは倒れません。しかし、無傷のギラで技を打ちたい場面が存在する為、3体用意するのがベストです。また、ギラが殴られた返しはウッウで黒リザに110与えたい為、先んじてウッウを用意する事があります。
②ですが、①に書いたようにアビスシークを連打します。相手に殴らせてから欲を言えばサイドを先行させてからこちらはサイドを取り始めたいです。ベストは1度技を打ったウッウを取らせる事、次点でバーニングダークを受けたギラティナを取らせる事です。
③ですが、基本的に黒リザのデッキはほぼ黒リザで殴ってきます。さらに、こちらがサイドを4取ったタイミングで全てのポケモンを黒リザでワンパンされます。その為、なるべく道中でボスやカウンターキャッチャーを使いピジョットやロトムを取って最後のサイド2枚をスタレクで取る。というゲームプランが基本的な勝ち筋となります。

・良くあるNG行動
①ウッウでしっぽミュウを取る

・NG行動の解説
①ですが、しっぽミュウを取ったところで相手のベンチ枠が一つ空き、そこにヒトカゲやジラーチ、かがやくリザードンなどを置かれるだけです。更にカウンターキャッチャーも使えるようになるので裏のギラを取られやすくなります。それよりもミュウに逃げエネを切らせたりベンチ枠を一つ圧迫させている方がこちら側に有利に働くことの方が多いです。ロストスイーパーやカウンターキャッチャーを持って来られることもありますが、その都度入れ替え要求になるので頻繁に前に出てくる事はないはずです。その点を鑑みても序盤にウッウでミュウを取る行動にメリットはないと考えています。

・ゲームプラン
①2-2-2が基本です。おとぼけ+インパクト、インパクト、スタレクが1番シンプルで、2度目のインパクトの時はボスかカウンターキャッチャーでピジョットかロトムorネオラントを取りましょう。このタイミングでギラティナを2体完成させておく事を意識しましょう。またここで、手札干渉+雪道が出来ればほぼ確定で勝つ事が出来ます。
②1を先に取ってしまった場合は、相手にギラティナを取ってもらいサイドが逆転したタイミングでカウンターキャッチャーおとぼけかロストマインでサイドが並ぶように調整しましょう。おとぼけで2枚取れるなら取ってしまった方がのちのゲーム展開が良い事が多いです。ギラティナVが進化しないと簡単に取られてしまうようになるので、育ててるギラティナがいる場合は先に進化するように意識してください。

vsサーナイト

・初めに
vsサーナイトは相手の動きや盤面、自分の手札等で取るべき行動が細かく変わってきます。所謂ケースバイケースが毎ターン発生し分岐が多いです。その為、これが正解という行動がありません。あくまで僕の考えは参考程度に収めていただけるとありがたいです。

・注意点
①捲るプランは通させてもらえないので早期にウッウでテンポを取る方が勝ちが見込める(殴らないターンを作っても相手の盤面が強くなるだけ)
②雪道は惜しみなく貼る

・要点
①サイド先行する
②ナンジャモ+カウンターキャッチャーされても次の動きが保証されるように盤面を作る
③雪道を貼る

・要点の解説
①について、基本的にサイド先行させられます。おとぼけでサイド先行するならなるべくラルトスかキルリアを取りたいです。取れないならアビスシークでロストを貯める事も視野になります。しっぽミュウは取るか微妙なラインですが、相手の盤面にエネが1枚も付いていないなら僕は概ね取ると思います。
②について、ナンジャモ+カウンターキャッチャーで手札を乱されつつ後ろに用意してるアタッカーに触られる事が多々あります。ギラティナで攻撃したいのに先に取られるなんて事も多いのでサブプランを常に用意しておく事が重要になります。ウッウは勿論ですが、ギラティナとヤミラミを同時を用意すると相手のプレミを誘う事も出来ます(今サーナイトを使ってる人がプレミするとは思ってませんが)。
③について、現状流行ってるサーナイトの構築はスタジアム3枚です(配分は個人差ありますが大体月丘、崩スタ、ボウルタウンの3種)。早めに雪道を貼る事で相手のスタジアムを使いたくない場面で1枚使わせる事が出来るかもしれません。こちらの構築は雪道4枚なので1枚もロストに送らなければスタジアムの張り合いには勝てます。相手に一枚もスタジアムを使わせない状態で手札干渉+雪道をしても返される可能性が高いので、最低でも1枚は使ってもらう事が必要です。その為、雪道1枚目は早急に貼りたいです(ゲッコウガやザシアンの特性も止めれますしね)。

・良くあるNG行動
①特になし(分岐多すぎて正解がありません。数をこなす事でケースバイケースを一つ一つ覚えていくほかないと思ってます。)

・ゲームプラン
おとぼけで2枚、レクイエムで2枚、その他で2枚が基本になると思います。レクイエムでサーナイトexを取りたいのでボスの指令は大事にしましょう。

vsルギア

・注意点
要点と同じだったので要点で纏めます

・要点
①アビスシークは基本しない
②ミュウexに気をつける

・要点の解説
①について、ルギアのストームダイブで220ラインは倒されてしまうので基本的にアビスシークはしません。ルギアにダブルターボが付いている場合だけアビスシークしても良いのですが、上手い人は逃げとジェットエネルギーをつけて無理やり220出してくる事があるので注意してください。
②について、ゲノムハックでロストインパクトをコピーされるのは勿論げっこうしゅりけんもコピーされる事を忘れてはいけません。キュワワー2体やキュワワーとヤミラミを並べると纏めてサイド2枚を取られる可能性があるので注意してください。

・ゲームプラン
2-2-2を目指します。雪道が引けていればタイミングに関わらず貼りましょう。お祈りは大事です。Vガード付きのルギアをおとぼけ+インパクトorスタレクで取ります。相手のプランにネオラントが絡んでる場合はそこをインパクトで取り、最後にスタレクorインパクトでミュウexや2体目のルギアを取ります。ネオラント、ルギア、ミュウexの順番で取れるのが理想となります。相手がカビゴンを絡ませてく場合もあるのですが、基本的に無視できそうなら無視します。もし相手をするのならおとぼけ+げっこうしゅりけんやギラティナのひきさくで取りましょう。そうなった場合は割とアドリブが必要になってきます。

vsミライドン

・注意点
割愛します

・要点
①ほぼルギア対面と同じ(アビスシークはしない、ミュウexにプラスしてライチュウも警戒)

・要点の解説
①ルギアと同じようにアビスシークをするとミライドンのフォトンブラスターでギラティナvを取られてしまいます。その為、アビスシークは極力使いたくはありません。ギラティナvstarをワンパン出来るポケモンとしてミュウexにプラスしてライチュウを警戒する必要があります。相手の盤面にあるエネルギーの数に注意して倒す順番を決めましょう。

・ゲームプラン
2-2-2を目指します。モココやエレキシンボルのサンダー以外はほぼサイド2のポケモンで構成されているデッキなので問題はないと思います。ルギア対面と同じで雪道は貼れるタイミングで貼ります。先攻1ターン目に貼れることが理想ですが、それ以降もミュウexのリスタートやライコウのしゅんそくを止める事が出来るので貼り得になります。キュワワーにごっつあんプリファイを決められたとしても倒す順番を間違えなければ基本的には捲る事が出来ます。優先順番としては、ミュウex→付いているエネが多いポケモンとなります。これさえ間違えなければ相手の調子上振れ以外は勝てるはずです。

vsトドロクツキ

周りに使っている人が少なく、回数をこなせていないので合っているかあまり自信がありません、、、体感と大まかなプランをお話しできればと思います。

・大まかなプラン
2-2-2を目指しますが、最初にギラティナvをカラミティストームで取られるとかなり厳しい戦いを強いられる事になるので避けたいです。テツノカイナでキュワワーを倒されて2枚取られる方がまだ状況が良いです。また、ツキ側も2-2-2を目指してきます。相手がギラティナVstarをくるいえぐるで倒す(相手のサイドが残り2枚になる)タイミングで分岐が発生します。

パターン①
無傷のツキ1体だけが相手のベンチに用意されている場合

パターン②
無傷のツキ2体が用意されているorツキ1体とミュウexが用意されている場合

パターン①の場合は、手札干渉雪道をしながらヤミラミorウッウでバトル場のツキを倒してギラティナが倒されないお祈りもしくは裏のツキを呼んでギラティナVstarで倒す事で次のターンの負けを防げます。
パターン②の場合は、手札干渉雪道をしてサイド1のポケモンを挟むしかありません。

・体感
正直ロストギラティナ側が微不利だと感じています。調整段階だと上記に挙げたプラン以外ではほぼ勝てなかったです。CLとシティリーグで勝った全試合先攻1ターン目の雪道で止まってもらっただけなのでロストギラティナが強かったというより雪道が強かったという印象でした。もう少し対戦を重ねれば別の勝ち方が見つかるかもしれませんがレギュ落ちまで時間がない為、研究不足となってしまいました、、、

終わりに

取り留めのない文章を最後まで読んでいただきありがとうございます。
レギュ落ちまで1週間と少ししかありませんが僕の考えが少しでもみなさんの参考になれば幸いです。

ジムバトルやシティリーグ、CL等の大型大会で記事を読んでいただいた皆さんと戦える事を夢に見ながらこれからもポケカを楽しんでいきます。
皆さんも良きポケカライフをお送りください。
ありがとうございました😊

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