Clover's Cry 前日譚
※前記事「Clover's Cry~神と神降ろしの少女~考察!」を読んでからこちらを読んでください。
ただの妄想
しんと静まりかえった宇宙のどこか。いや、宇宙ですらないのかもしれない。
その宙には透明で巨大な立方体3つが浮かび、1つ1つに少女達が腰掛け、何を話すでもなくただ向かい合っていた。
一人は茶髪、長い髪を左上にまとめ、綺麗にカールさせている。白いワンピースに白いローブ。控えめに細かい刺繍があしらわれているその衣服は、どこか雪を彷彿とさせるものだった。その右手側に座る