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プロフィール/こんにちは

マリエ
出版社勤務。日本文学専攻博士前期課程・後期課程で夏目漱石初期作品研究をしていました。中学校・高等学校教諭専修免許(国語科)、学校図書館司書教諭資格を取得。大学附属図書館で働いたり、高校生の小論文添削指導などもしたりしていました。博士後期課程在籍中にアクセサリーmillionbellを立ち上げ、その後marie hannahとしてヘッドドレスを中心にデザイン・制作をしています。現在はアクセサリーの販売はしておらず、個人的にご相談をいただいた場合、オーダーを受けることもあります。私で4代目のクリスチャンの家庭で育ち、教会学校の教師として24歳からずっと幼稚科を担当しています。絵本や紙芝居の読みきかせや工作をしていますが、読みきかせはずっと苦手です。いずれは絵本についても専門的に学びたいと思っています。

こんにちは。マリエです。ここではざっくりとmarie hannahについて書きます。

marie hannah/マリーハンナ
「ひとつの音から物語が始まるように、身に着ける人によってさまざまな響きが生まれるアクセサリー」をコンセプトに制作しています。
オールハンドメイドです。
ヘッドドレスはすべての工程を手縫いで仕上げています。
美しさ、かわいらしさとともに、「一日中着用していても痛くない」ことを大切にしています。

こちらは2014年、marie hannah第一弾のウェブサイトです。ウェブデザインはLee Yuniさん。大切な友人であり、marie hannahのウェブデザインをずっとしていただいています。もともとは、歌手・永原真夏さんの友人であるユニさんのことをInstagramで知り、ユニさんのイラストなどを見て、お願いできないかな・・・と思ったのが始まりです。でもその始まりの前に、ユニさんとはある意味でもうすでに、私の人生の大切なものの中で出会っていました。そのことはいずれまた。

モデルの円ちゃんは、現在俳優をされている中神円さんです。当時委託販売をさせていただいていた古着屋『光』で出会いました。その頃円ちゃんは大学生で20歳でした。私が納品に行った際に、私のアクセサリーを購入する瞬間の円ちゃんと出会いました。かわいくて、顔が小さくて、背が高くて、この表現は喜ばれるものではないかもしれませんが、「お人形みたいだな」と思いました。そしてすぐに、着用モデルをお願いしました。撮影は佐藤祐紀さんです。

2019年に公開された円ちゃん主演の映画『空の瞳とカタツムリ』のアートワークはユニさんが担当しています。不思議とつながっているのですね。この高円寺『光』は、前述の永原真夏さんが当時、週に何度か店頭に立っていたのですが、『光』には、まさにその名のとおり、光のような出会いがたくさんありました。

画像:展示販売会DM4種
左上 Marine
右上 Christmas
左下 Juke Box (山本春花撮影)
右下 Duet   (山城功也撮影)

marie hannahお披露目の展示販売会は、2014年の2月、高円寺『光』で行いました。そしてその後の2014年7月『Marine』からずっと、夏と冬に八幡山のアトリエマインで展示販売会を行いました。私がやりたいこともやっていることも「お店」であり、「展示」ではないなと思い、途中から「展示販売会」を「pop up shop』にしました。期間限定ではありますが、たまたま通りがかって入ってくださるようなお店でありたいと願いました。

初めて八幡山で開催した際に、ピアノの発表会用のカチューシャを探しているという、小学生の女の子を持つご家族がたまたま通りがかり、入って来てくれました。母娘ともに気に入っていただけるカチューシャを見つけてくださいました。

その1年後のpop up shopで、外から「○○ちゃんのカチューシャだ」という、男の子の声がしました。お父さんと一緒に入って来た男の子はぐるっと一回り、カチューシャやアクセサリーを見てくれました。あの発表会用にと買ってくれたカチューシャ、今も着けていていてくれるのだなということを間接的に知ることができる、幸せな出来事でした。

そしてまたその1年後、お孫さんを連れて「学校でこのカチューシャを着けている子がいて」と、買いに来てくださった方もいました。小さな小さなアクセサリー屋ですが、誰かの手にアクセサリーが渡っているのだということの奇跡に、感謝の気持ちでいっぱいです。

お仕事帰りにpop up shopのたびに来てくださる方も、遠方から予定を合わせて毎回来てくださる方もいました。友人もたくさん来てくれました。

画像:Pop up shop DM3種 (山城功也撮影)
左 Party Popper
中 Winter Wonderland
右 Christmas Carols

山城さんと初めての打ち合わせの際に山城さんが放った、ヘッドドレスを「立たせたいですよね」という一言を見事に実現してくださいました。アクセサリーそのものが際立つ写真が、いつも心強かったです。

ルックも山城さんに撮っていただきました。モデルはドーンちゃんとゆりちゃん。ヘアメイクはまおぴちゃん。

画像右の、『コットンパール・エアパールで作る大人アクセサリーの世界』は、作り方が載っている書籍です。たっっっくさんのアクセサリーを作りました。今は書店で見かけることはなくなりましたが、職場近くのよく使う図書館に所蔵されたときはうれしかったです。

左の『ハンドメイドアクセサリーBOOK』では、8ページの特集を組んでくださいました。アクセサリーを始めるきっかけなどについてもお話ししています。表紙にmarie hannahのDMとショップカードが載ったことがとてもうれしかったです。

現在のウェブサイトはこんな感じのはずなのですが、なんだかうまく表示されません。そのうちウェブサイトは閉じてしまうかもしれません。

久しぶりに振り返りはじめると、止まらなくなりそうなのでここまでにします。私はずっと、文学研究をする中で、夜通し机に向かっても、一行も生まれない日々を過ごしていました。そしてその机で、アクセサリーを作るようになりました。手を動かせば必ず形が生まれるということに、自分で自分が励まされるような始まりでした。私を昔から知っている人は、私を「言葉のひと」と言います。その言葉に恥じない自分でいたいという思いと同時に、やはり形作ることも大切な私の一部です。

アクセサリーを作るうえでは、コンセプトに「ひとつの音から物語が始まるように、身に着ける人によってさまざまな響きが生まれるアクセサリー」とあるように、私からの物語は押し付けないほうが良いと考えていました。受け取った人の物語の一部にアクセサリーがなることを願っています。

でも、私の中にいる、ずっと言葉と向き合ってきた「わたし」は、そろそろ言葉にしてみたら?と言っている気がします。アクセサリーのことも、本のことも、生活のことも、これからはもっと言葉にしていきたいなと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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