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うかうかと終焉

クラファン応援させてもらった映画「うかうかと終焉」を観に行った。


映画を制作したゴールデンツリーさんHPより

<あらすじ>
取り壊しが決まった木造学生寮。
共に過ごした仲間たちの最後の5日間の物語。

公式HPより。下記のあらすじも同じ)


街なかを自転車で走り抜ける若いビジネスマン、西島伸太郎。
空き地を見つけると、つい自転車を止めスマホで写真を撮る空き地マニア。スマホの写真を確認する中で一つの写真に手が止まる。

時は遡り5年前。
5日後に取り壊しが決まっている古い学生寮の1室。

麻雀をする美濃部軍平、児玉香奈枝、前野中吉、渡辺美月と興味なさそうに本を読む伸太郎。その日は美月の退寮記念の麻雀大会だった。

翌日は児玉が、その次の日は中吉が寮を出ることが決まっており、一番年上の10回生・美濃部を中心とした仲の良い5人はそれぞれ、恋愛、卒業後の人生、それまでの学生生活、寮でのできごとなど後悔や悩みを抱えながら最後の日々を送る。皆、伝統にならい、寮の壁に想いをこめた落書きをしたため寮を去っていった。

そして、最後まで残った美濃部と伸太郎は――。

ちょうど出演者のご家族やご友人も観にいらっしゃっていたようで、館内はどことなく和やかな雰囲気だった。

実は私、子どもの頃から「共同生活」というものに憧れがある。そこに何を求めていたんだろうか。

正直言って、映画のような寮には住みたいとは思わなかったけど(卒業して寮を出る時に残すひとこと・・が壁中に書かれていて落ち着かない。私の場合、怖いと感じてしまう。HPをご覧になればイメージがわかると思う)

人生の中で、若い頃のこんな思い出があるのっていいなと感じた。

若さゆえの繊細さで敏感になり、身近なひととぶつかってしまう。それは、時に大きな心の傷になることがある。

でも、それはきっと、初夏の緑の美しさのような、弾けんばかりのエネルギーがそうさせるんだろうな。と、少し羨ましく感じた。

「復活の前に死がある」

松本妃代さん演じる、女子学生の児玉が壁に残した言葉。
こんな言葉、私がこの学生だったら絶対に思い浮かばないな・・。と感心してしまった。といえ、映画だけど(笑)

「復活の前の死」この印象的な言葉がいつまでも心に残ってる。


お近くの劇場で上映されているなら是非!



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