「あの事故」で伝わらない話
「昔はどこそこまで○○分って広告も多かったけど……あの事故があってから無くなったんよね」
「あの事故ってなんですか?」
先日の通話のハイライトである。
通話相手は鉄道ファンだが、高校生。
「あの事故」すなわち福知山線(JR宝塚線)の脱線事故が起こったとき、物心ついていなかっただろう。
そのあと、同年代の鉄道ファンではない友人と通話し、全く同じ話をして伝わるか訊いた。
彼女は、「関東でも相当取り上げられたから私でもわかる」と答えた。
凄惨な出来事を次世代に語り継ぐ難しさ
言うまでもなく、これは私の表現が悪い。冒頭で紹介した彼女が高校生であることは事前に知っていたからだ。
しかし、いつの間にやらあれから16年。私は時の流れというものに無自覚であった。
「あの事故」で伝わる空気を察してもらうのではなく、言語化しなければならない。
どのように報道されたか、世間でどう受け止められたか、その後JR西日本はどう変わったか、きちんと語り継げるようでなければならない。
(三つめにつきましては、フォローしているYukiさんの記事がとても勉強になったので紹介いたします)
あらゆる人災・天災にもいえる考え方だと思う。
言語化しよう。二度と繰り返さないためにも。
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