搾取体質の人との距離のとり方問題③(話聞くよと言いつつ共感を示さない人)

Cさんは、いつもどうしてるか気にかけてくれて話を聞くよといってくれます。話を聞いて一生懸命関連する話をしたり、励ましてくれるのですが、どうにも心が楽にならず、最終的にはイライラしてしまいます。

特徴は以下のとおり。
こちらが一通り悩んで手を尽くした上で悩んでいることについて、誰でも思いつく安直な解決策を提示し、大したことじゃないよと言ってくる。

その策で解決しない理由があるので、それを説明する→また別の解決策を提示される→解決しない理由を説明を繰り返していると、相手がだんだんイライラしてきて、最終的に「じゃあ好きにすれば!」といったような捨て台詞や「そんなこと言ってたら永遠に解決しないよ!」という説教を聞かされて嫌な空気になる。

いや、解決できるものならしてるし、共感してほしくて言ってるだけなんだと伝えると、自分の中にある似てそうで似てない事例(←これが余計)を引き合いに出して、「気持ちわかるよ」と言われる。

引き合いに出された事例が自分の状況と同じじゃないか、説明したくなる気持ちをグッと抑えて、「そうなんだよ。お互いたいへんだよね。」で会話を締めくくらないと永遠に話が終わらない。

相手に共感してもらえた、気持ちよく話せたと思わせる人は実は少なく、自分のことを全く知らない、どうでもいいと思っている他人に話を聞いてもらった方が楽になることがあります。

真の意味で感情移入してこの人を楽にしてあげたい、何かしたいと思っている人に限って
目の前の苦しみをなんとか取り除いてあげたい、聞いているのがつらいとなってしまう結果、必死すぎて余計なアドバイスをしたりしてしまうものなのだと思います。

解決方法としては、本当に深刻な悩みや悩んでいる渦中には相談せず、解決した後や楽になった話をして、よかったー!と共感してもらうのがいいと思います。

Cさんも、私の役に立ちたいと思う気持ちが人一倍強い人でそのこと自体にはとても感謝しています。良いことがあった時は自分から連絡して報告するようにし、自分がアドバイスを求められた時は親身に考えるようにしています。

相手が解決策を求めているのか、共感を求めているのかをよく見極めて話を聞くことと、自分の理解が及ばない悩みの場合は深入りせずに淡々と聞くという姿勢を自分も意識したいものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?