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あけましておめでとうございます。


 あけましておめでとうございます。地道に今年もやって行こうと思っています。あ 後大きな挑戦も胸に持ちステップアップも考えています。勝負の年となるか来年に持ち越すかはタイミング次第ですが後悔のないように頑張っていこうと思っています。

 年明け前に嬉しいことがありました。3人目となる当店のワインリストに『興味深いワインリストですね。お値段も高すぎず飲みたいワインが沢山ありました。またお邪魔します。』と言って頂きました。同業者を除き13年やって3人ですがワインの勉強続けていて良かった。フランス料理店はお客様も『サービス』『料理』『ワイン』など多くの事を支払に合わせて求められると思っています。努力してきた事が認められる事の少ない人生なので泣きたくなる位、嬉しいです。特にワインと言う商品は色々考えることの多いアイテムなので気も使います。価格、状態、グラス、ワインの温度、部屋の湿度、部屋の温度、タイミングetc
 今回は僕の実際に経験した『ワインに嫌なイメージをつけた店』の話をしたいと思います。
 皆様『ぼったくり』って意味を知っていますか?お店は提示すれば(ここがポイントです)価格はいくらにつけてもいいですし、レストランにはサービス料も消費税もあります。なんならファミリーレストランや居酒屋さんは深夜料金があるところもあります。
 調べてみると『法外な料金を取る事』『力ずくで奪い取る事』『提示料金よりも高く請求する事』などが出てきました。
 これらを踏まえて。

 とある知人(時々グラスを交わす位の親密度)のお店に周年のお祝いで女性1人とシェフ3人でお邪魔しました。皆フランス帰りということもあり、なかなかのワインオタクで大体ワインの産地や作り手で値段がわかります。お祝いの席なので花など持って行くのがスタンダードだと思いますが、全員経営者なので花などよりも、そこで沢山お酒を飲み売り上げに貢献しようと話ながら到着。ワインはリストから4本ほど飲んで、食事もぼちぼち後半。
 僕
 『次どうする?』
 友達
 『時間も遅くなりすぎると迷惑だしラストにしようか』
 先輩
 『じゃあこの¥7,800のにしよう。これ下さい』
 オーナー
 『あーごめんなさいそれ売り切れなのでおススメ何か出しますよ』
 僕 
 『知り合いだし安心して飲めるからいいねー 』
 友達
 『そーだね』

 ボルドーとブルゴーニュのヴァーヌロマネが出てきました。
 ざわざわ
 僕の心の中
 『ぬ?ヴォーヌロマネ?¥7,800の代わりだよな?おかしいぞ。全く知らない作り手だぞ。とはいえ絶対¥18,000は固い。うーん全員ブルゴーニュラバーだし。まあお祝いの席だし¥20,000は超えない。マイナーすぎる作り手だしね。』
 4人とも顔を見合わせる。
 お店のオーナー
 『テイスティングお願いします。」
 友達
 『あ ハイ』

 ざわざわ

 僕
 『時間も時間だから会計しようか』
 友達
 『そーですね。』

 伝票到着
 友達 
 『一人〜円です・・・・・』
 全員
 『はーあ!何言ってんだよ。ふざけんなよー。そんな訳無いじゃん。高すぎる。伝票見せて!』
 みんなで伝票を見る
 『ラストのヴォーヌロマネ 3万円…』

 僕達の認識で行くと3倍つけてもどんなワインが出るか想像出来る価格帯。
 僕
 『まあ払って帰りましょう』

 帰りしな
 スタッフ
 『ありがとうございましたー』
 お店のオーナー
 『最後のワイン勉強しときましたから』
 全員
 『………………』

 帰り道
 『トモさぁなくね』
 『あのさ。そもそも一人1本以上飲んだのにそりゃ無いよ』
 『やられたね』
 『トモさあもうこんなんなら誘わないでよー笑』
 『ふざけてる』
 『俺ら分かんないと思われたのかな?舐めてる』

 誰が何言ったかもわかりません。ただこのお店にお祝いに行こうと提案したのが僕である事が恥ずかしいすぎました。

 皆様どう思いますか?

 値段を聞かずに飲んだ僕らが悪い?
 そこはお祝いなんだから文句言うのはカッコ悪い?
 ただのミスコミュニケーション?

 ちなみにこういった経験は東京では、中目黒のサワというバーとここだけです。基本最初に「同業者なので、後回しで良いです。ゆっくりしますので」と構えられそうなお店には必ず伝えてから飲食をスタートしています。そりゃそうですよね。僕ならそうして欲しいしと思うので。特別なサービスも必要としていませんし、楽しければ多くはありませんがチップも置きます。
 まあ この店にはもう二度と関わりを持たないのですが、皆様に注意喚起という意味で今回はテーマとさせて頂きました。「見栄」を張りたくなるタイミングもあると思いますが、キーワードとして「スタッフが異性である。」この際には馴染みでないお店でなければ注意が必要だと思いました。たまたまかもしれませんが両方とも上記の通りでした。ワインバーであろうと、ビストロであろうと、一杯呑み屋などでもメニューが無いお店や、事前に価格提示をしてこないお店は要注意です。

 次回は今年の目標と年明け恒例、「今年訪れたいお店」もやりたいと思います。
 皆様も今年も頑張って行きましょー!

 藤井トモヒロ 

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