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私のコロナ疎開2年半の記録

ホテル隔離生活中で暇なので、コロナ疎開で感じたことを赤裸々にを殴り書きしていく。

なんでコロナ疎開?

コロナが発生してから2年半。当時は得体のしれない未知のウイルス+対処法もないので絶対にかかりたくない病気だった。とりわけ香港は過去にサーズを経験していることから怖がりっぷりが半端なかった。密集しているマンション内で感染したら…とニュースやTwitterを見ては不安になっていた。
当時2歳の子供を遊ばせる場所もなく、それなら田舎の日本のほうがいいだろうという判断で2020年3月に日本ヘ疎開した。

そして帰れなくなった…

当時の私たちの予想では、一年くらい待機してれば収まるだろうと思っていたのだが…ところがどっこいみなさん御存知の通りコロナは世界中の人々を巻き込み、日本の感染者数もどんどん増加し…どこも鎖国状態。今度は香港へ帰れなくなった。

私たちだけ時が止まっていた

最初の半年くらいは日本全体が自粛モードだったからまだ良かったんだ。辛さも分かち合えたし。
だけど、周りが徐々に活動再開活動しだすとまるで私たちだけ止まっているような感覚に陥った。いつ帰れるか見通しが立たないので働くわけにもいかず、止まった世界でひたすら日常を過ごす。

どんどん成長していく娘に焦る

2歳のイヤイヤ期だった娘が年少さんとなりクラスの子と仲良く遊べるまでに成長した。七五三の写真も撮った。でも運動会にも発表会にもパパはいなかった。パパとは毎日かかさずライン通話をしていたがもちろんそれだけじゃ足りなくて、友達のパパを見てたまに会いたいと泣くのをなぐさめた。

2年半、実家にお世話になったから物理的には問題なかったが、精神的には孤独だった。叱るのも力仕事もお風呂も寝かしつけも交代できず、ずっと一人で。

娘が4歳になったあたりからちゃんと会話できるようになり、育児もだいぶ楽になった。ただそれだけ娘が成長したというわけなので、帰れない状況に焦りも出てきていた。
夫は何も言わなかったけど、抱える孤独感は相当なものだっただろう。今回帰れることになって一番嬉しいのは夫だったかもしれない。

いざ、香港入国

日本は鎖国もコロナももう終わりのような空気だけど、香港は未だに入国が厳しい。入国に何が必要か調べるのもひと苦労し、さらに入国したいやつ全員自腹でホテル隔離生活一週間を強制されるので金も苦労もかかる。

でも、家族3人揃ったことが何より嬉しいよ。




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