8月のグライダー


2018年の夏、北海道旅行に行ったときのお話。

ライブのついでに北海道滞在一週間。

旅は大切な生きがいの一つ。
北海道にライブは、ありがたいことに何度か来れたことがあったのだけど、長期滞在できたことはあまりなく。このとき初めてすることが出来たのだ。

北海道はまず、車がないとなかなか大変だ。
今回の旅は電車で行ける範囲で楽しんだ。

しかし、真夏の北海道は涼しいことこの上ない。

というか、寒かった。
なんと真夏の8月に、8度笑

信じられない寒さ…

そんなわけで、流石に古着屋で長袖を2枚買いましたとさ。流石に地元の人も驚く寒さだったとか。

まずは小樽へ。

小樽は本当に美しい。
次に北海道を旅するなら、また小樽には行くと思う。アクセスが札幌から良好だし、街並みが私の好きなレトロかつ浪漫が残る風情なのだ。

ただ古びているのではなく、その街の良いところを残したままアップデートし続ける街独特の美しさがある。

横浜の赤レンガ付近や、鎌倉に行ったときの開放感に近いものがある。美しく慎ましく進化していきながら変わらない、そんな街が好きだ。

ときどき、前の方が好きだったなと思ってしまう街もある。だからこそこんな街に辿り着くと嬉しい。

誰かにとっては前述した私の好きな街も変わってしまった街かもしれないけれど。私にとって小樽は、初めて来たのに懐かしく優しく新しい。そんな響きがした。

小樽で一番よく覚えているのはオルゴール館だ。

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