ASUS - G14 (GA401IV) - プロセッサパフォーマンス向上モードの変更方法

プロセッサパフォーマンス向上モードの変更方法の紹介


これにより温度が安定し、様々なエラーも解消します。
また、本件は、BSoDの対策の一環としても有効です。

修正前
修正後

手順の概要


1. 電源オプションのメニューに
「プロセッサパフォーマンス向上モード」を表示する
2.「 プロセッサパフォーマンス向上モード」の設定を変更する

手順の詳細

1.電源オプションのメニューに
「プロセッサパフォーマンス向上モード」を表示する

レジストリエディタ (regedit) で 下記の変更を実施します。
(regedit の 使い方は割愛します。
ネットで検索したり、参考情報・情報ソースを参照していただくか、初めて利用する場合は詳しい人に相談して留意事項なども確認してください。また、 powershellを使った方法だと 2 にならず 0 になります。 )

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Power\PowerSettings\54533251-82be-4824-96c1-47b60b740d00\be337238-0d82-4146-a960-4f3749d470c7
→Attributes: 1 から 2 に変更

参考情報・情報ソースの動画参照

2. 「プロセッサパフォーマンス向上モード」の設定を変更する

コントロールパネル
→電源オプション(WIN+R, powercfg.cpl )
→ プラン設定の変更 (High performance 横)
→プロセッサの電源管理
→プロセッサパフォーマンス向上モード

プルダウンで変更する「電源プラン」が選択できます。
それぞれ対象のプランを選択し下記のように変更します。

電源プラン:Power saver の
「バッテリ駆動」および「電源に接続」を「無効」 にします。

電源プラン:High performance の
「バッテリ駆動」を「効率的なアグレッシブ」
「電源に接続」を「効率的なアグレッシブ(保証)」 にします。

参考情報・情報ソースの動画参照

GameFirst IV がインストールされている環境では
「電源プラン:GameTurbo(High performance) 」も出現します。
それも 「アグレッシブ」になっていますが、BSoD回避のためには同様に「効率的なアグレッシブ(保証)」へ変更することをお勧めします。
(私的にはあえてそこはアグレッシブにしておいて、パフォーマンスを出したい場合以外は使わないという選択もありだと思います)

私の Armoury Create 5.3.4.0 (OSはWindows 11 - 22H2)では
「サイレント」が電源プランの「Power saver」 に対応していて、
「パフォーマンス」と「Turbo」 は 「High performance」 に対応していました。
環境によっては、「Turbo」 で「 GameTurbo」になるかもしれないです。

Armoury Createのパフォーマンス
電源プランの High performance


また、動画では「効率的なアグレッシブ」は「アグレッシブ」よりアグレッシブではないと説明しています。(電力を使わない・アグレッシブより熱が出ない)
なお、元に戻したいときは、「アグレッシブ」にすると戻ります。

結果

下記は「パフォーマンス」の場合ですが温度も安定するようになりました。
・ゲームしてない時は45℃くらいで安定。
・動画であれば 50℃~で安定
・軽めの3Dゲームと動画再生を同時にやっても60℃くらい。
・高負荷なゲームであれば70-90℃になりますが、90℃を超えてきませんでした。
なお、Armoury Createのホームにあるプリセットの設定では、高負荷時でもファンのパワー的には余力があってファンの性能を生かし切れていません。ファンを100%にすればうるさくなりますが70度台も保てます。これはArmoury Createのホームの「手動」のタブで変更可能です。

考察・補足等


設定変更前は、40℃から突然70℃になり、また40度まで下がったりというのを繰り返すように、温度が安定しませんでした。
また、BSoDも頻発し、イベントログにも様々なエラーが表れ、ハングアップや暗転など(おそらく熱暴走)もありました。

プロセッサパフォーマンス向上モード は、英語環境では Core Performance Boost と表示されているようです。
機種によっては BIOSに同じ名称の設定がある場合があります。
それと同じものなのかはわかりません。

このPCBのオン/オフによるパフォーマンスの変化は10%~14%になるそうです。
設定変更後に高負荷なVRゲームを動作させて確認しましたが、体感できる性能低下は起こっていないように思います。
なお、同名称の機能は CPU のものなのでGPUに対して影響がないのかもしれません。
しかし、OSの「電源プラン」という機能自体が複合的な機能を持っていそうなため、実際のところはよくわかりません。
興味のある方はベンチマークなどを実施し試していただければと思います。

もちろん、BSoD対策として行ったのはこれだけではありません。

BSoDで悩んでいる方はこちらもどうぞ。
https://note.com/milkywayandmaple/n/n1dd6aee69c9a
https://note.com/milkywayandmaple/n/n397fde58690e

免責等

  • この情報は無保証です。バックアップを取るなど事前の対策を十分に行ったうえで各自の責任でご利用ください。

  • 作業や操作内容、トラブルシューティングに自信のない方は詳しい人に相談してください。

  • メモリークロックや電圧等に関連する細かい設定で、CPBオンの状態でも安定する可能性もあります。

  • 設定の問題ではなく、不具や仕様のミスマッチである可能性も否めません。

参考情報・情報ソース

be337238-0d82-4146-a960-4f3749d470c7 で検索すると
参考情報が見つけやすいです。
主な疑問の解消には下記を参考にしました。
この場を借りて感謝申し上げます。


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