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ふたりで糸まき。 5

haruちゃんの往復書簡ですすめてもらった鳩居堂、お線香を早速買いました。

試したのは「てふてふ」と「さくら」。
てふてふ、すごくいい香り!
ほどよいお線香感と香料のバランスandけむりの少なさが好評で、「我が家の香りはこれにしよう!」ということになりました。
けむりが多いと娘が「のどがイガイガする」と嫌がるし、物に香りが移るほど強いお線香感は避けたくて。てふてふはそのどちらでもなく、さわやかフローラル(ホワイトローズ)な香りがとてもよかった。
教えてくれてありがとう!

お線香とはあまり関係ないけれど、私のスマホ「鳩居堂」が一発変換できなくて、いつも「はと」「いばしょ(ばしょを消す)」「どう」って打って入力していて、鳩の居場所って平和だなぁと思ってちょっと癒されながら文章を書いている。

haruちゃんの今年の漢字が、数年前の「揺」を経て「定」に変わってきたこと、その前の年齢の可動域の話とあわせて考えるとステキだなと思った。

今、目に映るきれいなものや丁寧なものに囲まれた生活をしながら、安定して穏やかに過ごしている今年の「定」のharuちゃんもステキ。

でも、土台にやわらかいものがあると、何か衝撃があったときもふんわり吸収できて、固いもの(今の定)にヒビが入らない。数年前のharuちゃんの「揺」たちが「定」の土台になって、今年のしなやかな「定」を作っているんだろうなと思う。
過去の自分の年齢を縦軸に行き来したり、その年齢のときにあったことを横軸に捉えなおしたりできるのも、色々なところで迷ったり落ち込んだり乗り越えた「揺」を経験してきたからこそ自由自在に行き来できるのかも。
ステキな「定」の土台には、きっとキラキラな「揺」の宝物が沢山埋まっているね!

私の今年の漢字は「窓」かな。

年明けに引っ越してきた今の家は全部屋に南向きの大きな窓があって、娘の部屋は西に、リビングダイニングには北にも小窓がある。
目の前を遮るものがないから日差しがよく入って風通しもいい。
物件を選ぶときに日当たりだけは譲れないから、今のポカポカ陽気の家に引越してこれて本当によかった!

年明けから、再婚、引越し、両家顔合せ、娘の保育園卒園、小学校入学と続き、初夏以降は妊娠で生活が一気に変わった。
春先までは開けても開けても新しい扉が出てきて、環境がどんどん変わって、妊娠で動けなくなった初夏以降は今までゆっくり読めなかった本を沢山読めるようになって、ページをめくるたびに世界が広がった。

どこにも出かけられなくても、こうやってharuちゃんと往復書簡を始められたり、新しい世界も広げることができて、小さい窓、大きい窓を次々開いていくような一年だった。

今年はクリスマスプレゼントで娘に天体望遠鏡を買う予定なので、またひとつ新しい窓を覗く予定。
星詠みの中でそれぞれの天体がどんな意味・役割を持つかはなんとなく知っていても、実際にその天体がどんな色をしているか、どんな特徴を持っているかは全然理解していなくて。娘が宇宙にハマったのを機に、一緒に図鑑やDVDを見たり天体模型を作りながら初めて知ることが沢山ある。
天体望遠鏡は、土星の輪っかまで見えます!という子どもから大人まで使えるものを買うつもり。娘は土星は輪っかがあるから可愛くて好きらしい。
宇宙食をお取り寄せしたり、来年はJAXAにも行く予定。楽しみ。

「いつか幸せになったらしたいこと」

30歳過ぎてから「平和に暮らせてるな、幸せだな」と思えたらやりたかったことがふたつあって。
ひとつは年賀状を出すこと。もうひとつは家に大きなクリスマスツリーを飾ること。

年賀状、むかしは両親が当たり前にやりとりしているものだったけど、自分の生活が安定していないとハードルが高くて、30代は一度も出せていない。別居してるけど離婚が成立していなかったり、娘とふたり暮らしで日常回すのでバタバタ、ちゃんと撮ったふたりの写真がない…etc、年賀状を出すスタートラインに一度も立てなかった。
今年は喪中だったので、来年、30代最後の年は年賀状を出すのが目標。平和な一年が送れますように。

クリスマスツリーは、昨冬、当時交際相手だった夫が買ってくれて、120センチをリクエストしたら180センチがやってきた!
ツリーがボリューミーすぎてなかなかオーナメントがいっぱいにならないんだけど、出先でちょこちょこ買い足していて、ひとつひとつに「これはあのとき買った。これはあそこで買った。」と思い出がある。
歳をとったときに、今よりオーナメントが沢山増えて、思い出が詰まったクリスマスツリーになっていたらいいなと思う。

年賀状が出せる平和な一年、クリスマスツリーのオーナメントのように小さい喜びを集めながら暮らすこと。
そんな風に生きていきたいな。

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