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動詞について考える 動詞の不思議

卒業式

卒業式の季節もたけなわ。最も早いのは高校でだいたい3月1日、小中学校、大学は3月中旬から下旬に催されるようです。なんで、高校は早いのか問題はまた後日考えることとしましょう。

あと1週間で3月も終わり、4月になると入学式ラッシュです。入学前はなじむことができるだろうか、勉強にはついていけるだろうかと不安がいっぱいです。勉強についていうと、意外と学年が上がった方がわかりやすいことがあったりします。中学校で学ぶ文法なんかもその一例だと思います。

国語

小学校で「動詞」ということばを教えられたのかどうか覚えていませんが、中学校では「動詞」とともに、「動詞の活用」を学びました。
小学校では、動詞がよくわかりませんでした。
歩く、走る、投げる、動く は明らかに動くので動詞として区別できました。食べる、持つはやや動きが小さくなるのでちょっと迷いが生じます。
見る、聞く、思うなどの精神活動になると難しくなります。
一方、丸い、四角い、大きい、短いは形を表すので形容詞とわかりますが、青い、黄色いは形ではないので少し難しくなります。
精神活動がかかわってくる、うれしいは形容詞なのか動詞なのか混乱してきます。
中学校では用言の活用を学び、ようやく主な品詞を区別できるようになりましたが、動詞についてはむしろ文法重視の英語で理解できました。

最近ふと、動詞について思いをはせることがあり、思い返してみると不思議に思い当たりました。ネットで調べたらわかることを、あえて調べずにああでもないこうでもないと考えて、遊んでみましょう。

異常な変格活用

無数の動詞の活用は5つに分類されますが、サ行変格活用とカ行変格活用は、ひとつしかないということを、素直に信じていましたが、これって異常なことじゃないって思いつきました。

ただ、サ行変格活用の「する」は、名詞とセットになった動詞がいっぱいあるのでひとつではないことにきづきました。
読書する 歩行する 移動する 理解する 研究する 運転する 計算する 宣誓する
旅する 先生する 
哲学する 学問する 

これらのことばは、「をする」の「を」を省略した形ということができます。また、「する」は「行う」に置き換えることができます。 
動詞を含んだ漢語につけると違和感がありませんが、行うことではあるけれども漢語に動詞が含まれていないときには「旅する」「先生する」は「を」を入れたほうがいい感じがします。「行う」ことにならない名詞に「する」をつけると違和感がありますが、あえて使われたりしていますね。

逆に、普通の動詞にするをつけても、おかしくなることがあります。
例えば「飲む」「水を飲む」を 「飲水する」というとそんな言い方をしなくてもという感じがしますが、場合によって使えないことはありませんが、「飲水を行う」までいくと日本語としておかしい気がします。


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