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システムエンジニアの仕事


システムエンジニア×1児の母 なんちゃんです。

自分の思うところ、変えていきたいこと、学んだことのアウトプットをしていきたいと思います。よろしくお願いします。

私が思うシステムエンジニアの仕事とは


システムエンジニアの仕事を、システムのお医者さんと表現することがあります。
システムが「つらいよー、助けて」とエラーをだすと、我々は状態をみて(ログをみたり、リソース状況をみて)、暫定対処をしてあげて(再起動とか、不要なファイルを消すとか)、恒久的に辛い状況を治すにはどうしたらよいか考えます(構成変えるとかリソース追加とか)。

数ヶ月、一年かけて作ったシステムが、「助けてー」といっている状況に対して、「どうしたの?」と診てあげたいなと思います。

システムは作る期間よりこのような診てあげる期間のほうがとても長く、仕事の大部分はこういった仕事が占めます。

一方で、新たな機能やシステムを作り出すときは、モノづくりやさんです。建築業界に似ているかなと思います。建物を作るには、建築家、デザイナー、大工など沢山の技術者が関わっても一つの建物が出来上がります。システムのモノづくりは、同じようなプロセスをたどりますが、違いとしては目に見えないモノを作り上げるプロセスです。

そして、一生懸命作ったシステムがリリースされるときには、「みんなに愛され、役立つシステムであってほしい」と願います。システムが快適であることが、ひいては、利用者に幸せを届けられると考え、どのように私の手を差し伸べたら、システムがどのように快適になるのかを考えます。

ちょっと変わってるのかもしれませんが、私はそんなことを思って仕事をしています。

なので、自分の子供と同じくらい実は自分が世の中に出したシステムを大事にしています。どっちがより大事とかなかったり…
(普通に考えて、システムより人間の命が大切です。なので、こういうことは普段言いませんが)

それくらい大事に考えています。

モノづくりって楽しい

システムは形はありませんが、モノづくりの仕事です。コードを書き設定をしてあげて世の中に出していく。そして「これいいね!」といわれるようなサービスになったら、やってよかったなと思います。それまでの色々は大体辛いことも多いですが、この小さなやったぜの達成感が楽しくて、また次へ取り組んでいます。

よいモノを作る目的に向かうプロセスは楽しいです。勉強したり、仲間と試行錯誤議論しながら改善を加えたり。


そんな好きな仕事をうまく続けるには

しかしながら、このような仕事を楽しいし面白いと思うのは、仕事の時間の約20~30%程度かもしれません。大好きだし大事にしているけど、様々な障害があります。

・やるべきと思うだけの成果を成し遂げる時間が足りない(昔は残業で補っていたが、もうそろそろやめたいです)

・スキルが足りず、情報が組み立てられない(色んな領域に精通していないと、トータルでよいサービスなのかという判断まで至らないことがあります。新しい技術に合わせて、随時スキルをアップデートする必要があり、勉強時間を多く確保する必必要があります)

・情報が集まらない(技術力があり説明が上手な方は一握りほどしかいません。大抵どちらかがかけている。技術者から必要な情報を引き出していくのも相当な気力と聞き手のスキルが必要です)

・調整調整調整(システムエンジニアの仕事の半分はコミュニュケーションをとる調整な気がします。様々な領域の技術者とのコミュニュケーションの橋渡しをすることは大変ですが、それができる人材は重宝され評価されるという側面もあります。ただ本当色んな方がいるので、聞き出し方の言葉遣いやタイミング、コミュニュケーションルートなど気を配ることが多くて疲れます)

モノづくりやシステムを診てあげるといったコアの仕事以外が多くあり、そして思考をその部分にかなり費やします。なので、大変疲れます。人に振り回されることは日常茶飯事。そして働く時間もその人達に引っ張られることも多いです。(私は17時退社でも、19時から打ち合わせしようという技術者は多いのです)

この仕事を続けている理由

私は社会人歴12年となりましたが、入社以来同じ会社に勤めています。社内では部門を6つほど経験し、客先常駐したり、提案なども含めて様々なプロジェクトを経験してきたので、いつも違う面白さに出会えてきた点はあります。文系で特にシステムに全く無知な状態で入社しましたが、3年は頑張るぞと頑張っているうちに段々分かって、尊敬する先輩に出会い辛いことがあっても、乗り越えてここまできました。今でも年に数回転職は考えます。が、最終的に今の仕事の楽しさを思い出し、この仕事を続けています。

考えたら20~30%も楽しい、面白いという仕事に出会えたこと、そのように導いてくれた先輩方にとても感謝です。でももっともっと好きな仕事に磨きをかけるのにはどうしたらよいか、私にとって心地よい働き方とは何か、私生活が変わってきた今考えていきたいと思います。

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