今までの常識を疑うこと

最近。テレビをあまりみなくなってきた。
面白くないから、というよりは
早く寝て、明日に備えた方が体力の
回復にも一役かってくれる、と
考えるようになったから、だ。

それに。そもそもテレビに
時間をとられ過ぎていた、と言うことも
行き着いた答えだった。
私はとにかく、子供の頃から
テレビっ子で、ずっとテレビの前にいた。

なんの考えもなしに、ひたすらテレビの
ネガティブな情報ばかりを受け取っていた。
大人になっても変わらず、見続けていたのだが
ある日ふと考えが浮かんだ。

『stayhomeになってもダラダラ
テレビばかりに集中しているのはどうして?』
見たいものであるのなら、まだマシな方。
見たくもないものや、聞きたくもない物を
自分に与えることは、自分を苛めて居るのと
何ら変わらないのでは?と。

要らない物を要らないと言えるように

このstayhome中に、考えたのは
テレビとの付き合いかたや
物との付き合いかた、自分の生活
朝の時間の使い方……と様々で
特に、いつか見なおさななければ、と
考えていた常識、テレビはみるもの、という
価値観の変換には持ってこいだった。

なぜ当たり前のように考えもなしに
見ていたのかと言えば、楽だから。
という答えが挙がるだろうなと感じた。
テレビさえつけておけば、『勝手に』
情報を受け取れるから、こちらは
楽ができるから、という呆れた考えが
あったことに、自分に突っ込んだ。

貰うことばかりに気をとられてる!
そろそろやめようよ。

大人だから見るのをやめなさい、ではなく
何の考えもなしにテレビをつけっぱなしに
しておく癖を治そう、ということ。

ネガティブばかりを流している
情報番組や ワイドショーをみている暇が
あるのなら、本を読んだり、自分が
本当にやりたいこと、勉強や
部屋の掃除をしていた方が気も紛れて
良い気がした、stayhomeになり
まず最初に私がしたのは
掃除から、だった。

家の中を見回して、雑然を通り越しているのを
改めてみて、これではいけない、と
スイッチが切り替わった。
だからキッチンや、トイレ、自室の要らない物を
断捨離する、等をしていったら
自然とテレビが無くても平気になった。

見ている時間を減らせたのだ。
意識して減らしていけば、出来ないことは
無いのかもしれない、と思えた瞬間だった。

~すべき ねばならないを手放して

テレビはみるべき
見なければならない、なんて事はない。
選ばなければ、自分の心を蝕んでしまう。

自分にとっての、すべきと思い込んでいる
事があるか、ねばならないで動いたことが
もしあったなら、それを捨てるチャンスだ!

自分のなかに根を張った考えを
手放せるのは今しかない。
凝り固まった考え方では、自分の成長が
止まってしまう、変化もしない。

          ※※※

うちの父親は、テレビテレビとよく言います。
娯楽がテレビしかない時代には
それでよかったのかもしれませんが
今の時代は変化も速くて、スピードは
加速度的に上がっています。

テレビがもたらしてくれる情報は
鵜呑みにしては、受けとるばかりでは
自分の頭で考えたことになりませんし
1つの情報のみで、思い付きで話すので
知識が浅い、視野が狭い、と思ってしまいます。

情報番組ばかり、と言いながら
情報番組をみていて、こんな番組ばかりで
厭だ、というのは本末転倒だな、と。

アニメがないから今の子供は可哀想だ。
と言うのも、自分の時代には
アニメが豊富にあったのに、と嘆いているに
過ぎないのだな、と理解しました。

~はダメだ 終わった
暗すぎて怖い、写真屋は売れない
こんなことばかりを口に出す人に
誰が寄っていくのだろう。
話したいと思うだろうか。信頼できると
考えるだろうか……。

身近な人がこういう発言ばかりだと
疲れるけど、これも相手からしてみたら
『何をいっても言い返してこないよね』という
甘えがあるんだな、甘えているのは
自分だけなのにな、と考えることにして
自分に集中できたら幸せだと思う。

周りばかり、環境ばかりを嘆いて
なにもしていないのは、成長しない事を
公にしているようなものだから。

  

            ※※※

疑うと言うことは、疑問を持つこと。
なぜ今まで行ってきたのだろう?
何かメリットがあるのかな、と考えて 
ノートに書き出す、付箋に書くでも
まずは客観視することから始めよう。

自分の生活環境を変えるのは
他人じゃなくて自分自身の意識1つ。
何かのせいにしたり、嘆いてばかりでは
何一つ変えられませんよね。

何の疑問も持たずに変化をしないのは
慢心があると言って良い。

その心に打ち勝てるのは自分の意思と
覚悟を決めた瞬間、だと言うことを
ようやく、理解できた。

成長のために、まずやめることから
考えてみることも大切だね。