いちごの自己紹介？

戦争がなくて、全ての生物は死ななくて、動物が喋って、私はキツネの創造主。そんな世界に、生きたい。

「戦争、ねえ。」
モニタールームで現実世界の様子を見ていた私は、つぶやく。
画面の向こうでは、飛行機が爆弾を落とし、建物は崩れ、人々は絶望している。
パッポー、パッポーとリビングの鳩時計が鳴る。
「やば！もう十時！？お風呂入らないと！」
廊下でばったり、助手と遭遇した。
「あ、マーさん！お風呂沸いてるっけ？」
私の急な尋ねにも、冷静に答えてくれる。
「はい。私、今入ってきたとこです！」
助手たちと私は、ここに住んでいる。
ゆえに、風呂場も広い。まるで、銭湯だ。ロッカーに服を突っ込んで、風呂場にダッシュした。
露天風呂の中で、考えた。
私が作ったこの世界では、戦争はない。全ての生物は不死で、動物が人間と対等に喋り、私はキツネで、みんなに慕われている。でも・・・
「うう〜のぼせた〜」
風呂から出て、ベッドに入る。

次の日。私は、仕事を始めた。そう、私の仕事は・・・
作家として、小説を書いている。