バリ島の守護神dalem ped寺院

前日に決まったヌサペニダ島行き。

着いてからどうするのか全くわからずお任せだったのですが、洞窟にあるゴアギリプトゥリに行った後もう一つの寺院に行くことがわかった。

一泊するのでホテルはどうするのか?聞いたら、皆んなはお寺で寝ると返ってきた。

へ?
そんな修行だったの?
って、そこで知ることになる(笑)

でも一応外国人の私はホテルで寝てくださいって言われ
ほっとしてたら、次の寺院の参拝は夜中12時からだと聞いて、寝てる時間はなさそうだということを悟る。

このダラムペット寺院は、バリ島の守護神とも言われ、あちこちにあるお寺の総本家にあたるような場所。
強いパワーで魔除けパワーもあるので、気軽に訪れるような寺院ではなさそうだ。

私はギリプトゥリから移動してダラムペット近くのホテルを見つけて一眠りしたが、他のバリ人は興奮状態でギンギンなのが伝わってくる。

夜中になり、マンディー(沐浴)して正装に着替え寺院を訪れると大きな集会所には沢山の人が雑魚寝していた。

どうやら明日から3日間大きなお祭りがあるようで、バリ島からも沢山のマンクー(僧侶)が前日から訪れていた。

海の神様や、マンクーなどが必要とする寺院があったり、廻る順番も決まっているので私は付いていきました。

夜中なのでほとんど私達しかいなく、一つ一つをゆっくり参拝出来ました。

スタッフのバリ人達の興奮度は高まり、途中何かに乗り移られたスタッフが『ここの花を何処にも寄らず持ち帰れ!』と言うと、釣りでもして帰ろうかと思ってた男達は『はっはい!』と硬直して返事を返して
ました(笑)

そして何か不思議な現象が起きることを探すかのように、『あそこの木が風もないのに揺れた』とか『赤いランプが光ってる』とか(これは防犯カメラでした)言い出したり、途中に倒れたりする姿を私だけ冷静に見つめてしまってました。

それと反比例するかのように、皆んなはどんどんエキサイトしていき、目がギンギンに覚めてる彼らと眠くなった私との温度差が開いていくのでした。(笑)

時計を見たら深夜4時っっ

信仰心ってすごいな〜
ってひたすら思いながら
『こんな姿勢で普段から仕事してくれたらどんなにいいか』と心の中で思ったりして。(笑)


そして今回の目的でもあった『ラトゥニアン様』とのご対面を果たしたのは最後のお寺でした。

ラトゥニアンはヒンドゥー教の神様でもあるのですが、バリヒンドゥーだけで祀られてる女神様。

また商売の神様として祀られているのです。

このお寺でこの女神様とご対面した時だけ、私は何か不思議な空気に包まれました。

夢に何度か出てきたバリ人であろうお婆さんの話をした時、家を建てた土地の元持ち主が女性だったので、その人だろうと言われていました。

その話をバリアンにした時、何か違うと思うと言われ、次にお会いしたい時にこのラトゥニアンではないか?と言われました。

何人か知ってる人にもラトゥニアンが憑いてる人がいるけど、皆んな似てる顔をしてるそうで、私自身は何の自覚もないけど、こうやってバリ島で色々なことに関わらせてもらえてるのはそんなこともあるのかもしれないとは思うのです。

しばらくそのラトゥニアン像の前でお祈りと瞑想をした後、立とうとしたら、お尻の下に何かを感じた。

葉っぱかな?と思ったらお札だったのです。

もしかしたらお金があったとは知らず座ったかもしれないのに、皆んな大騒ぎ。

やっぱり私達はラトゥニアン様に守られてる!って。

でも、ふっと私にあるメッセージが来たのです。

それは浅くも取れるけど、深くも取れるありがたいメッセージ。
それを伝えるとさらに大興奮。

でもやっぱり、どこか冷めて見てしまう私がいるのでした。

お願い事をするということは、ある意味取引をするということです。
欲しいものを手に入れる代わりに差し出すものが必ずある。

それはそれぞれの立場で違うし、取引する内容も違うけど、それをよく理解することが大事なことだと思うのです。

しばらくその場で温かい優しい空気の中皆んなで瞑想していたら、私の中のわだかまりもすーっと消えていくのがわかりました。

翌日、お供物や聖水を取りに行くと沢山の参拝者が来ていて、誰もいない深夜に行った意味がよくわかりました。

でも日中は日中で活気あるヒンドゥー教のお祭りでした!

今度は観光で訪れたいヌサペニダ島でした。

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