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いつもいっしょにいたいから

2022年2月22日。にゃおにゃんにゃんにゃんにゃんにゃん。
今年はとくべつな猫の日ですね。今までに知り合った方の中には、「猫アレルギーだから猫が飼えない」という方もいて、自分がそうでなくてよかったと思ったり、さぞさみしいだろうと察したり。

私にとって「猫と暮らすこと」は、小さい頃から当たり前でした。いつもそばに猫がいて、自分の好きなタイミングでかわいがったり、気まぐれにおもちゃで遊んだりしました。
今のように「真の猫好き」とは言えなかった時代を経て、私がどのようにして進化したのか、すこし話してみようと思います。

出版している電子書籍『薫野みるく式小説の書き方』でもすこし触れているのですが、私が真の猫好きになれたのは、王子とカヲルちゃんのきょうだいがうちに来てくれたからです。カヲルちゃんは、私のペンネームの由来でもある女の子です。

いま、王子は16歳。カヲルちゃんが亡くなってから、もう三年の月日が経ちました。カヲルちゃんと一緒に過ごした家からも引越し、いまは王子、第二王子、第二姫の3にゃんで幸せな日々を送っています。

王子とカヲルちゃんと出会ったのは運命でしたが、その前に飼っていた女の子との、かなしいお別れがありました。今でも後悔しています。もしもあの時、私たちがもっとしっかりしていたら、セカンドオピニオンという選択をしていたら、あの子は苦しまずに残りの日々を生きられたと思うのです。
猫が支えだった私とママは、すぐに王子とカヲルちゃんを迎えました。生後二ヶ月だったふたりはとてもかわいく元気で、すぐに私とママを好きになってくれました。
それなのに、私たちは積み重なったストレスによってメンタルを壊し、外で働けなくなってしまいます。とっくに傾いていたママの仕事を手伝い、すくない収入を得ながら、なんとか食いつないでいた数年間。
不安や焦りに押しつぶされ、ママと口論になったことも何度もあります。そんなときでも、王子とカヲルちゃんはいつも私たちのそばに、人を愛し、やさしくしてくれました。本当に、宝物でした。

大好きで、大好きで、私たちは、猫と離れずに生きるためには、どうすればいいかを考えます。答えは簡単です。室内で出来る仕事をする。それで生計を立てることです。とまぁ、わかってはいるものの、実現出来ずにもう何年でしょうかね。そこそこ文章は書けても、私の創る話は時代にそぐわないとか、流行らないとか、色々考えはしますが、とにかく書き続け、いつかどこかに拾ってもらえると信じて(期待して)進むしかないなと、イマココ。だから異世界ファンタジーにもチャレンジ中です。好みは分かれると思いますが。

猫との暮らしは、かけがえのない時間。いずれ先に逝ってしまうあの子たちが、せめて快適に過ごせるように、またそばに桜が見える場所に移り住み、常に猫さま第一で暮らすのが、私たちの願いです。そうしてつつましく生きながら、余剰分は寄付する。信頼出来る保護猫団体とか、被災地とかにですね。
何をバカなことを言ってるんだと笑う人もいるでしょうが、私は私の創作物を売って大金を稼ぎ、そのほとんどを寄付したいと考えています。何億でも、何十億でも、それ以上でも。たくさんの人を助けます。もちろん、作品のおもしろさにも気をつかっているつもりです。諦めません。結果を出すまで。自分が原作を担当した作品のアニメを観るまで。

本当ならカヲルちゃんと迎えるはずだった今日も、これからも、いま生きている大切な3にゃんのために。
カヲルちゃん、たまには夢の中に来てね。

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