ガラス瓶

僕はあの日から気が狂ってしまったんだ。
ごめんなさい、随分甘えてしまった。
それなのに君を愛せなかった。
どうして、それでも君は僕を愛してくれてる。
親にも貰えなかった愛を君から貰えることが嬉しかった。
君は僕のためにとお金を稼いでるようだけど本当はそんなのいらないんだ。
奢り奢られとか年収〇〇万とか馬鹿らしい。
僕に愛されるような君になってくれればそれで充分なんだよ。なんて言えないから今日も愛かどうかもわからず欲望のまま体を重ねる。
体の相性だけは合うよね♡
君はどうかわからないけど。
僕は精一杯のぶりっこで好きだなんて嘘を吐く。
いつまでこんな関係続くかもわからないから君の限界がくる前に早く離れなきゃいけない。
だけど僕は1人で充分に生きていけるだけの知識と技術を身に付けなければならない。まだ未熟だ。
だから今日も嘘吐きの僕は君の側にいる。
なんて…本当は君も僕のことなんて嫌いかもしれなくて。
もう修復できない壊れたガラスみたいね。

うそ、ごめんなさいごめんなさい
愛が何かわからないけど愛してるから


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