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幼き頃の友人とどん兵衛のストーリー

はじめまして、milkeystainと申します。
普段は作曲者/編曲者として活動しています。
特に目標や動機もありませんが、X(Twitter)等とは違うジャンクでない言葉を綴ってみたく思いnoteを始めてみました。
飽き性なのでこれが最初で最後の記事になるかもしれませんが、何卒よろしくお願いいたします。



さて、この度は私の一番好きなカップ麺について語っていきたいと思います。
皆さんお馴染みの「どん兵衛」美味しいですよね。
とても好きなカップ麺なのですが、それには理由があり、今回は過去の友人との逸話をもとに話を綴っていきたいと思います。

小学生時代


私の家庭は、典型的な田舎思想の家庭で小学生当時は、友人の家以外に寄り道をする事は禁じられており、コンビニなどもっての外でした。
当時の私は馬鹿正直に言いつけを守り、友人と寄り道はしないながらも何かしらで遊びながら帰ったり、自宅や友人の家でゲームをしていました。

そんな中、校区が違う少しやんちゃな友人がいました。
彼は小学生ながら髪を染めピアスをあけ、近寄りがたい雰囲気でしたが、
田舎の学校でクラスと言う概念も無かった為、小学生4年生の時くらいから必然的に仲良くなりました。
その周辺の友人も、少し自分の区域の友人とは違い、少し垢抜けた様子で帰りにコンビニに寄り買い食いをし、当時流行っていた遊戯王カードを買って遊んでいました。

そんな中、自分も友人の家に行くと親に嘘を付き、その友人たちと共にコンビニで初めての買い食いをしたり
隣町のカードショップまで自転車で行ったり今まででは考えられないくらいに行動範囲が広がり、世界が少し広くなった気でいました。
いつも立ち寄るコンビニ、そこで彼は決まったようにどん兵衛を買って食べていました。
もちろん家で何度か食べたことはありましたが、「一口いるか?」と聞かれた際は喜んで貰っていました。
コンビニの駐車場と言うロケーションながらも、その時は家で食べている時より何故か遥かに美味しく感じた記憶があります。
その時から食べる度に少しいけないことをしている気がして、どん兵衛が好きになりました。

中学生時代


小学校を卒業するまでその友人グループとはよく遊んでいましたが、中学に入ってからは私は友人とニコニコ動画の話をして盛り上がる、今で言うイケてないグループで、彼は他の校区から集まったアウトサイダーなグループに属した事で疎遠になりました。
中学2年に上がる頃には、その子は学校には来なくなり年上のそういった人たちと遊ぶようになっていました。
しかし、要領がいいのかそれ以上は望んでいないが引くに引けなくなっているのかは定かでは無かったですが、そのグループの他の人達は補導され少年院に送られていく中、彼だけはギリギリクリーンを保っていた様です。

高校生時代〜現在

私が高校生に上がる頃には、本格的に彼の行方が分からなくなりました。
風の噂では、私の通っていた高校の真隣にある工場で働いていると聞きましたが確かな情報ではありません。

そして現在、今どこにいるのかは一切分からず、地元は狭い村社会ながらも帰省の際に
同級生に聞いても誰も居場所がわからずにいます。
そのまま真面目に働き、結婚し幸せに暮らしているのかもしれませんし、法の外で暮らしているかもしれませんが私達には知る由もありません。

終わりに

正直な所、過去の話過ぎて私自身も彼がもし不幸を感じていても手を差し伸べる程の情すらありません。
ただ決まってどん兵衛を食べる度に、彼の事を思い出します。
今日の昼食にどん兵衛を食べてこの記事を書こうと思い立ちました。

拙い文章で申し訳ございませんが、
人生で初めてまともに言葉を綴った気がします。
ちなみにどん兵衛はカレー味が好きです。

こんな文章を書いておりますが、普段は楽曲を書いておりますので、もしよろしければ一聴下さい。

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milkeystain

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