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こわれていても、いびつでも、

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人間です。精神疾患に関するテキスト。
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2018年6月の記事一覧

ぼくらの言葉は通じない

  聞こえるか 病院の仲間たち NAの仲間たち パクられた仲間たち ホームレスの仲間たち 死んでしまった仲間たち おれはまだ やってるぞ おれはまだ もがいてる 届かぬ言葉を 吐き続け 虚しく空振る すこぶる はずす スベる シカト 無関心 どうでもいい そりゃそうだ 人間誰しも自分だけ おれたちだって同じだろ だけどそれでも どうにもならない 言わずにおれない 吐き気 ムカつき 理不尽 あらゆる事が理不尽で 理不尽だ ムカつく

ちょっと前に太宰治を初めて読んだ。 「人間失格」。 印象としては、「8割位、おれと同じじゃん!」。 同じような事を経験してる。 (故に、小説としては… 普通の事が書かれてる印象だ) あれで最後ああなったのなら、納得がいく。 自殺ネタ、下書きで眠ってる。 いつか書くのかね…

無差別殺傷、おれたちの責任  ~新幹線事件~

この手の事件が起きる度に思う。 犯人を作り上げたのは、 我々、社会なのではないか、と。 ※ヘッダー画像は、シャンシャンが小さい頃におれが描いた落書きです。本文とは一切関係ありません。 日本で育ち、生活する人なら、 学校や会社で、 陰湿なイジメ・村八分(ハブ)等々に、 多少なりとも関わった経験があるのではないか? 加害者、または被害者として。 暴力を伴うイジメは勿論のこと、 シカトする、仲間はずれにする、 影で悪口を言う、ワザと聞こえるように言う、 キモ

コミュ障で苦しんでる若者へ

別に若者じゃなくてもいいんだけど… ふと気づいたのでダダッと書きます。 おれは今年42になりますが… どうも、人間って、変わっていくっぽいよ…? コミュ障なんて言葉は最近だ。 その言葉が出来る遥か前から、 もうずーっと、おれはコミュ障だったと思う。 特に酷くなったのは、高1以降だ。 「人付き合いマニュアル」みたいな本は数えきれない位読んで、 そして絶望した。 書かれてる内容を実践して、頑張って、頑張って、 結局ダメで、独りぼっちな自分に気付く。 それの

ナゾの頭突きを喰らった話。 ~シンナー少年との夏~

シンナー少年、恐るべし。 たった今まで仲良く話していたのに、 いきなり頭突きを喰らわせてきた。 理由は… 彼にも解らないようだ… 中3の夏であった。 小学校からの友人であったS (本名を杉○と言う。シンナーのSでも可)と、 その年の夏、毎日のように遊んでいた。 中学受験をして遠方の私立中学へ進んだおれと、Sは、 小学校卒業以来、その夏までほとんど会う事は無かった。 Sは、小6の頃には既に、番長の風格を見せていた、 筋金入りの不良少年であった。 進んだ地

”どうせ、ダメ” の呪縛 ~超ネガティブ思考~  【後編】

※当ノートは続きものです。 ※この後編のみ、投げ銭方式です。 (もし内容が良ければ、スキだけでも、頂ければ有難いです。)   ★前編はこちら ↓ 1つ目のトラウマは、中学3年の頃だった。 当時、おれはギター少年であった。 BOOWYというバンドを解散し、 COMPLEXという、吉川晃司とのユニットで活躍していた ギタリスト・布袋寅泰は、おれのヒーローであった。 お年玉を貯めて買ったエレキギターを、夢中になって練習していた。 学校では、同学年に何人かギター

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”どうせ、ダメ” の呪縛 ~超ネガティブ思考~  【前編】

母が徹底的におれに仕込んだ教えが、「どうせ、ダメ」だ。 本当にこれには参るぜ、全く。 いつまでも人生を狂わせ続ける、超ネガティブ思考。 おれはそれが「正しい事である」と、勘違いして育ってしまった。 それが間違いだと気付いて愕然としたのは、高3の頃だった。 当時、部活で、 ”スポーツには精神のコントロールが必要だ”、という話が持ち上がり、 メンタル・コントロールを日常的に訓練するよう、部員に通達が出た。 その為の方法など、実践的な内容が書かれたプリントが配られた