見出し画像

お金を使わないゲーム

「自分の楽しいことにお金を使う」
これが私が、自分でお金を稼ぐようになってから、いつも信条としてきたことです。
いつも機嫌よくいられたり、テンションが上がることにお金を使うことで、穏やかな気持ちで周りに接することができるし、何より、節約などしてギスギス生きるのなんて最悪、と思ってきました。
もちろん、お金に余裕があるなら、楽しいことにお金を使うことはとてもいいことだと思います。
ただ、そんなに多くの収入がある訳でもないのに、好きなことにお金を使っていたら、当たり前ですが生活はできません。
そこで私は「ミニマリスト」という言葉を使って、少ないもので生活する事にしてみようと思いました。
ミニマリスト的な考え方は元々好きで、モノは少なく暮らしてきた方です。
ただ、本当の意味でミニマリストということではなく、流行りものに飛びつくことはありませんが、自分の好きな物にはお金を出し、また新しいものが出たらすぐに買う、ということを繰り返してきました。
例えば、Apple製品。
iPhoneやiPad、アップルウォッチ。
好みの手帳類。
家をオシャレにする家具や生活用品。
これは自分の好きなものだから、お金を出しても良いところ。
ただ、家がごちゃごちゃするのは嫌なので、シンプルにすることは心がけていましたが、一つ一つにお金をかけていました。
そうすることこそ、働いている意味があるし、自分が幸せでいられること。
ミニマリスト的な生活をしているようで、割とお金がかかっている。
ミニマリストの定義なんて、人それぞれですが、満足を「好きなものを購入すること」と定義している限り、幸せを求めれば求めるほどお金はかかります。

ある日、夕食がパスタだったので、仕事帰りワインを買おうと、お店に寄り、奮発して少しだけ高めのワインを買いました。
仕事から帰宅してホッと楽しく飲んでいる時、友達から電話がかかってきて、何気なく奮発してワインを飲んでいることを話したら、ずいぶん贅沢しているね、と言われ、ムッとしてしまいました。
自分が自分のお金で好きなことをしているんだからいいでしょ、と。
なぜムッとしのか。
自分自身が、日々のお金の使い方や満足の求め方を、何か違うんじゃないかと思い始めていたからだと思いました。
そこを指摘されたような気がしました。
ふと、それまで自分がやってきた、満足のためのお金の使い方を全て見直してみようと、あらゆる「なくても困らない消費」を見直すことにしました。

〇美容院での毎月のカット&カラー(白髪染め)。→カラーは自宅でやってみる。
〇食材の宅配→自分でその都度スーパーで買う
〇習慣で買っていた生活雑貨、消耗品→なくても何とかならないか考えてから
〇化粧品→今あるものを使い切ってから本当に必要か考える
〇外でのランチ→お弁当
〇スタバ→自宅でコーヒー
〇洋服レンタルサービス→やめる。あるものを着る
〇在宅ワーク用のイスレンタル→やめる。台所のテーブルで代用
〇使い捨てワンデイコンタクトレンズ→2weekコンタクトレンズの1番安いものに変更
〇ほぼ日手帳→100円ショップのノートにする
〇アップルウォッチとiPad→手放す

などなど

あげてみたら結構あって、いきなりそんなにできるのか?という感じもしますが、考えているうち、お金を使わないゲームのように思えてきて楽しいです。
新しい、今持っていないものに目を向けるのではなく、今まで買ってきたものに目を向けて、使い切ってみる。
あるとテンションが上がると思っていたものを、1度やめてみたらどんな生活になるのか、見てみる。
新しいものを買うということで、もちろん気分は良くなりますが、お金はその分なくなっています。
いくらでも使えるセレブならいいと思うんですけどね。
庶民の私は、テンションが上がることが「お金を使うこと」だとお金が足りなくなります。
一度、「お金を使わないゲーム」を楽しんでみようと思います。
そうすることでどんな心境の変化と、生活の変化があるのか、ちょっとワクワクします。
ワインの一件で、グサッと指摘してくれた友達に感謝です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?