【ティラノスクリプト】カスタムルビプラグイン

カスタムルビプラグインを公開しました。
[ruby]タグ使用時にテキストが下方向へスライドする現象の抑制や、ルビのフォントサイズ、表示位置の調整やその他様々なカスタマイズが可能となります。

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（猫）milkcat　作品紹介

ルビの表示が滑らかになる

ティラノスクリプトのrubyタグは、標準だと行間をかなり開けないとルビ表示時にテキストが下方向へズレる仕様になっています。

このプラグインを導入すると、その現象が抑制されます。

完璧じゃない？ pic.twitter.com/L7HwD4bsVA

— ねこの/milkcat (@nekomilkcat) February 5, 2021

Twitterの動画の通り、下方向へズレることなく表示可能です。

ちなみに最新のティラノスクリプトだとテキストメッセージのフェードインにも対応しているから、それに乗っかってルビもちゃんとフェードインするよ。 pic.twitter.com/nTyxtSHOW5

— ねこの/milkcat (@nekomilkcat) February 6, 2021

最新のティラノスクリプトV5やティラノビルダーV5を使用するとこんな感じでテキストメッセージと同じタイミングでフェードインするからとても綺麗。

ルビのみフォントの種類を変更することも可能

ルビのみフォントの種類を変更することもできます。
画像は分かりやすいように極太フォントにしています。

ルビの文字数が多くても横に広がらない

デフォルトだと下の画像のようにルビの文字の幅だけスペースが空いてしまいます。

プラグインを導入すると、スペースを取らなくなります。

応用として、X方向の表示位置も調整もできるので複数文字に渡って長めのルビを振ることも可能です。

ここから先の機能はおまけ程度のものだと思ってください。
ルビでなにかをやってみたいって人向け。

太字や斜体や色の変更

これらの設定は個別でも可能ですし、プラグインを読み込むときに一括で設定することも可能です。

縦書きとルビの背景色に対応

縦書きにも対応しています。
また、ルビの背景色の指定も可能です。

字間の指定やルビ表示位置の変更

ルビの字間も調整可能です。
また、横書き時は通常上側に表示されるところを下側に、縦書き時は右側に表示されるところを左側に反転させるオプションの指定も可能です。

その他の特徴

プラグインで使用しているティラノスクリプト本体への影響は極々狭い範囲の為、V4、V5問わずティラノスクリプトの様々なバージョンで使用が可能かと思われます。

今後のティラノスクリプトのバージョンアップ後でも恐らくほぼ影響が出ないと思うので比較的長い間動作するんじゃないかなと踏んでいます。

機能がかなり多く、一見複雑そうに見えますが、基本的には[plugin name=custom_ruby]を記述してプラグインを読み込むだけで既存の[ruby]タグ使用時に下へスライドしたりルビの文字数が多い時に左右に空白ができる現象はなくなります。

ただし、自動で行間を広げることもなくなるので、必要に応じてConfig.tjsのdefaultLineSpacingを調整したり、プラグイン読み込み時のパラメータでフォントサイズや表示位置を調整してください。

また余計な機能は使わずに、ルビの表示位置の微調整と大きさのみを変更したいといった場合は、ダウンロードページの軽量シンプル版をお選びください。