牛から牛乳が生産されるまで

あれれ…..そういえば牛乳って普通にスーパーに並んでいるけど?
牛から牛乳ってどうやって出来ているんだ??

よくよく考えてみたら、あまり触れることのない牛乳の生産過程。
今回は「牛乳を搾る~届けられるまで」のところを詳しく書いていきます!

搾乳
まずは、乳牛から搾乳するところからスタート!
酪農家さんが乳牛からミルカー(搾乳機)を用いて1日2,3回搾乳します。絞られた生乳はパイプラインを通り、バルククーラーという冷却貯乳槽で貯乳します。この時も、牛が乳房炎になっていないかなどの健康状態、牛の乳房の洗浄、ミルカーやパイプラインの洗浄というように様々な箇所で生乳が汚染されないよう、衛生的な視点で細心の注意を払っています。
ちなみに、乳牛は一日当たり20~30Lの乳量が出るとされ、40L,50Lも出る搾乳牛もいます。牛って本当にすごいですね、、!

集乳
タンクローリーという集乳車が各酪農家を回り、バルクに貯乳されている生乳の温度や乳質を検査し、集乳します。

計量
集乳車で集められた牛乳は工場に運ばれ、"トラックスケール"という計量器で重さを測ります。その後貯乳タンクに送られます。
この際にも、温度・色や風味・比重・乳脂肪分・全固形成分・酸度・細菌・抗生物質・体細胞などの項目を検査します。

冷却・貯乳
受入検査に合格した生乳は貯乳タンクで10℃以下で冷却して保存されます。この際、生乳中の乳脂肪分が浮上しないよう、攪拌されています。

清浄
クラリファイヤーという遠心分離装置やろ過機を用いて、生乳中に含まれる目に見えないごみやほこりを取り除きます。

均質化
生乳を静置しておくとどうなるのでしょうか?そう、まだ大きいままの脂肪が浮いてきて層ができてしまいます。それを防ぐために、ホモジナイザー(均質機)で脂肪球を直径2~3μmほどの細かい粒子にして分散させます。

殺菌
生乳の中には目に見えない菌が存在しています。
それらを130℃2秒の高温で加熱して死滅させ、その後再度10℃以下に冷却します。

充填・包装
ここまでほとんど空気に触れることなく丁寧に運ばれてきた生乳もようやく充填と包装です!
殺菌処理された生乳は清潔に保たれた場所で機械によって容器に充填されていきます。

検査
賞味期限をパックに印字し、細菌数や成分などの必要な検査をおこない、10℃以下で保存されます。
さぁ!ここまで来たらみんなの手元に届くのももうすぐ!

出荷
製品検査に合格した製品を保冷車に積み込み、スーパーや学校などなどみんなのところに届けられます!

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ここまで読んでみていかがでしたか?
安心安全な牛乳が届くまでに多くの人と技術が関わっていて、いかに安全な牛乳を届けるかという部分にこれだけの過程があることが分かったかなと思います!
JAVS麻布支部のnoteでは、他にも牛乳を活用したレシピも紹介しています!
ぜひご覧ください!


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