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【入院生活 #7日目】たくさんの「初めて」があった日 小児循環の先生たちとの面会やベッドの上での洗髪も経験した日

こんにちは、@hanamizukiです。

*医療表現はお医者さまからの説明を私なりに解釈したものを書いていますのでご了承ください。


この日は、小児循環の先生たちの回診がありました。
S先生はじめ、入院した日の夜エコー検査をしてくださったN先生、その他の先生たちとは初対面となった息子。
朝食後、丸椅子に腰かけYouTubeで「リバイス」を見ていたmili君は、ドアのノック音に振り向きます。

「おはよー!」ってN先生はじめ、ぞろぞろ先生たちが入ってきました。
「ベッドの上でお胸の音聞かせねー。」って促されても、mili君はまたまた「おかがいーいー」って拒否していましたが、先生たちは「服の上でもいいよ!」って優しいです。

5人の先生たちが順番に、mili君に何か話しかけて優しく「失礼しまーす」と胸の音を聞いていきます。終わると「動かないでエライねー!」「がんばったねー!」って、3歳の男の子とちゃんと向き合ってくれる先生たちに、mili君もちょっとだけリラックスしていました。

S先生から「ここにみえる血管はいつからありましたか?」と先生が指をさした場所は首の頸動脈でした。指摘されるまで深く考えてみてなかったのですが、首の右側の頸動脈が太く浮かび上がっています。「えっ、前からあったような…意識していなくていつからあったのかわかりません」、S先生からは「心不全の症状の方はこれがみえる」と話がありました。
いつどうしてそうなったのかはわかりませんでした…この時もどうしてこれを今まで気づけてやれなかったのかと親として情けない気持ちでいっぱいになったのと、「これまでの開業医の先生たちはどうしてそこにきづかないのか?」悔しい気持ちでいっぱいになったのを覚えています。

この日は、午前中に採血と利尿剤の注射、午後も利尿剤の注射。緊急入院以来、吸入もしていましたので、一日6回の吸入の時間がありました。内服のお薬も利尿剤のお薬調節があり、3袋から4袋へと1袋多くなっていましたが、自分で飲む順番を決めてmili君は頑張っていました。

この日は初めての洗髪もありました。
ベッドの上に防水シートを敷き「miliく~ん、髪の毛洗おう!すっきりしよう!気持ちがいいよ~!」って看護師さんがmili君を誘っています。
嫌がるかなって思っていましたが、看護師さんのお顔や雰囲気を確かめたmili君は「やるー!」って、ゴロンと寝て気持ちよさそうにニコニコ笑っています。
この日の看護師さんは、綾瀬はるかさんみたいな雰囲気なのです(笑) かわいい看護師さんに誘導され、髪の毛もゴシゴシ、身体拭きもあっという間に終わりました。

トイレの時間も楽しみ始めたmili君。
自分で紙コップに取り、おしっこが終わると「おか、いっぱいでた?」って聞くので、「120CCー!ごうかーく!」って言うと、紙コップを入れたビニール袋を手に「はい、ゴミしゅうしゅうしゃでーす!」って、医療用のゴミ箱まで捨てに行きます。

私なりのmili君の不安を少しでも取り除きたい気持ちで、入院生活も「病院の保育園」といった感じにしようかなと、ご飯の時間も「給食の時間」と言うようにしました。

「今日の給食は何かなぁ??」って楽しみに待たせるようにしたら、届いた食事のフタを自分で楽しんで開けるようになりました。「あー、ごはん!」「きょうのおみしるはなにー?」「あっ、きょうはおさかなだ!」ってフタを開けて何が入っているか毎回楽しみにしていたmili君。
和食派だったmili君は、焼き魚や煮魚、切り干し大根やひじきの病院食でもとっても美味しそうに食べていた姿が忘れられません。

心電図モニターが入ったポシェット 大切なバックでした


入院生活は1ケ月間でしたが、また病院に戻りたいな、2人の時間に戻りたいな、この時の時間に戻りたいなと思うときがたくさんあります。
「診断結果が出るまで病院にいたい」という判断でお願いしていたら、まだ息子は生きていたのかもしれない、という「あの時この時」や「かもしれない」という想いは一生消えないのかもしれません。胸が苦しいです。

miliくん
かわいい看護師さん、好きだったね♡
ピンク色も好きだったし、モフモフしたぬいぐるみもだいすきだったね。

でもね、一番かわいかったのはmili君だったよ。
可愛い可愛いmili君を「だいすきだよ!」ってもう一度抱きしめたいです。

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