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不味いものでも美味しそうに食レポをしなければならないリポーターの宿命

みなさん、食レポを見るのって好きですか?

こんな美味しそうなものあるんだ〜!と思う反面、「大袈裟なw」と思ってしまうこともあるかもしれません。

ただ、1度考えてみてください。
もし自分が食レポをしたら、周りから見て本当に美味しそうに見えるでしょうか?

私は、どうやっても不自然になる気がしてなりません。

「あっ、美味これ…」って微妙な反応をするのもどうかと思いますし、
「うわ!これお〜いしい!」っていうのも嘘くさい気がします。

そもそも、本当に美味しかったとしても、色々な味を適切に言語化できる気がしません。

食レポをしている人のことを、私は結構尊敬しております。


食レポをしている人って、やっぱり中には苦手なものや不味いものもあるのでしょうか。

私は見た事がありませんが、ちゃんと注意してみたら、「リポーターの人これ苦手でしょw」と気づくこともあるのかもしれません。

例えば、味について全く触れず、
「食感がいいですね!」と誤魔化したり、
「濃厚ですね!」と曖昧なコメントをしたり…

嘘にはならない、微妙なラインを上手く責めてるのかもしれません。

………ということを、色々と考えていった結果、

90秒の台本を作成し、

友達に演じてもらって、

その演技に合ったイラストを描いて、

動画を作り、

こうなりました

めちゃくちゃ面白いので、つべこべ言わず見てください(言い方)。

【アピールポイントのない食レポ】
はーい!こちら地元の方に聞きました、隠れた名店。「喫茶とどろき」に来ております!

早速店長おすすめの、オムライスを注文させて頂きました!どんなオムライスなんでしょう!

…あ、来ましたよ!

…?!

え、あ、すごーーーーーい!!!!

送った台本

なるべくテキストで、私のイメージがわかるように「…?!」とか入れたのですが、
想像以上に理想的な演技をされて笑うしかありませんでした。

私が有名な監督なら一生指名します。

おすすめのオムライスを注文するリポーターさん


ポーズ描くの、めちゃ苦手です。
なので、クリスタという絵を描くソフトで使用できる3Dモデルを使って、手を挙げている様子をなぞりました。買ってよかった…!!!

多少自分の絵柄に寄せているので、完全になぞった訳ではありませんが、だいぶ描きやすかったですね。

大まかなポーズの形が決まるだけで、全然違います。

ただ、服装は自分で想像して描かないと行けないので、難しかったです。
特に肩周り、難しいんですよね。

謎の料理が運ばれてきたリポーターさん

画面に変化を持たせたかったのと、
自分の描きやすい絵柄で楽をしたかったので、
デフォルメのイラストも描きました。
ただ、これも難しかった。

そもそも髪型がめちゃ難しい。
前髪をあげている髪型苦手なんです。
めちゃめちゃ苦戦しました。

さて、出てきたオムライスですが、こちらですね。

直観的なコメントをするリポーターさん

どういうセンス?何色って言えばいいのこれ?

画面下に隠れていますが、下の方もちゃんと描いています。
いや、これが"ちゃんと"かと言われると言葉に詰まりますが…

「卵がボロボロ」「変な香り」「お皿すら謎」
という最悪な要素を絵に落とし込みました。
まぁ、見た目が悪くても味が良ければいいですからね。

食べたリポーターさん

味もダメでした。一瞬震えてしまうほどの衝撃が走っているようです。

なんだ味わってただけか。

他にも色んな角度で食レポをしていて面白いので、ぜひ動画をご覧下さい。

ただ、さすがに可哀想になったので、
最後はいい表情を描きました。

なるべく気持ちよさそうに、爽快な感じの表情を模索したので、いい感じになったかと思います。


私が面白いと思うものは、
他の人にとって面白くないかもしれません。

ですが、これを演じてくださった方は、台本を送った段階で、「これは!!読みたい!!ってなりました」といってくださっていて、本当に嬉しい気持ちでした。

それだけでなく、動画を公開した時には、「こんな可愛いアニメーションの一員になれて感激です…!!!」「宝物です🥹🥹🥹」とまで言って貰えて、感無量でした。

確かに、私をきっかけに、人の思い出になることをしてあげられたんだと思うと、感慨深い気持ちです。

私の方こそ、私の演技力では表現しきれなかった面白さをここまで出していただいて、台本を120%活かしていただいた理想の演技を見られて嬉しい気持ちなので、本当にやってよかったな〜って思います。

そして、やっぱり人に喜んでもらえることが、私は好きです。
自分が演じただけの動画だったら、こんなにこだわってなかったと思います。

もっと適当になっていたことでしょう。

この経験や、喜びの言葉が、私の宝物です。
本音を言えば、私の演技力で満足できる面白さにならなかったことは、悔しいところでもあります。

「私」というコンテンツを好きになってもらいたいので、「これでお友達の演技だけ人気になってしまったらどうしよう」だなんて思ったりもします。

現実は、なかなか厳しいもので、再生数も現在12回とかですが、頼りすぎるのも辞めたいとは思います。

でも、人を巻き込んで面白いものを作る楽しさは、かけがえのないものでした。
特に、自分の作成したものでこんなに喜んでもらえるということが、本当に嬉しかった。

嬉しすぎて、ずっと同じことを言っている気がしますねw(`・ω・´)

これからもちまちま、自分のやりたいことを実現して言って、楽しい人生にしていきたいなって思います。

よかったら、Youtubeもご覧ください。
再生数を伸ばしたいと言うよりは、本当に、
「頑張ったからみて!」「面白いから見て!」という純粋な気持ちです。

それでは今回はこの辺で。

ありがとうございました!目を休めてくださいね!

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