【失敗談】3歳児に感情をぶつけてしまって後悔した話
怒らない子育てを実践中、2児の母です。
Gentle parentingという考え方を知ってから、以下の2点を意識して子どもと、特に3歳の息子と接しています。
子どもを一人の人間として尊重する(共感、受容)
まずは自分の感情に対処する(自覚)
自分で言うのもなんですが、結構うまくできてました。もちろんイライラが全くなくなったわけではないし、うまくいかなかったな~と思う日もあります。でも、私と息子にはこのやり方が合ってるんだ!と、自負してました。
が、昨日は、今までで一番うまくいかなかった、むしろ後悔でいっぱいの最悪の日になりました…。
別に体調が悪かったわけでも、ひどく疲れていたわけでも、不安がいっぱいだったわけでもありません。何の言い訳もできない。ただイライラが止まらなくて、制御することができなくて、息子の不機嫌な態度にリアクションする形で、私も感情をぶつけてしまいました。どこ行ったマインドフルネス。
保育園からの帰り道、遊んだり寄り道したりし、なかなか進まない息子にやきもきしていました。思えばここから間違ってました。理想のタイムラインはあるにせよ、別に時間に追われる必要はなかった。「もー!帰るよー!」って何百回も言う代わりに、短い間でも思いっきり一緒に楽しんだっていいんですよね。
ちなみに「今○○しないと、デザートなしだよ」、「おもちゃ片付けないと、全部捨てちゃうよ」みたいな脅し?の代わりになる方法を模索中です…。一時的には効くけど、長期的にはあまり学びになっていない気がしてます。そもそも主節と従属節がリンクしてないし、親の都合で言うことを聞かせようとしてるのが見え見えですよね。何かしっくり来る方法がないかな…
とにかく謎に時間に追われていた私は、帰ったらすぐにお風呂に入れようとしたわけです。案の定嫌がる息子。公園で遊ぶなら、帰ったらすぐお風呂だよ、って約束したのに!私はプリプリしながら先にお風呂場に入って、息子が脱衣所で服を脱いで来るのを待ちました。
自分で服も脱いで、自分でトイレも行って(すごい!)、お風呂場に入ってきた息子は、いつも遊んでいるおもちゃが既に浴槽に浮かんでいると文句を言いました。私はここでブチ切れ。思いのほか強い力で、おもちゃを息子の胸に押し付けてしまいました。息子は「いたいー」と言って泣き出します。
私は謝って、2人で浴槽に浸かって仲直りをして、水を掛け合って遊びました。落ち着いたと思ったのもつかの間、息子はまた別のおもちゃについて文句を言います。うんざりした私は先に上がりました。息子も出たいと泣くので抱き上げて、バスマットに下ろすと、怒ったままその場に丸まって動きません。拭けるところだけ拭いて、バスタオルを被せたら、私は娘のお風呂の準備を始めました。
そして、娘の入浴から着替え、授乳が終わるまで、息子はずっとそのままでした。昨日は暖かかったし、体も乾いて、バスタオルに包まっていたので、寒くはなかったかと思いますが、私は息子を裸のまま放置したのです。
息子は私が来るのを待っていました。服も着ず、一歩も動かず。私が戻ると笑って、「着せて〜」と。罪悪感が込み上げて、私は泣いてしまいました。息子はそんな私を笑わせようと、着替えながら面白いことを言ったり変な顔をしたりしました。「明日も一緒にお風呂入りたい」とも言ってくれました。そして、リビングで泣き出した妹をあやしに出て行きました。
そのあとはお喋りしながらご飯を食べ、お風呂の出来事についても話し、お互いに謝って、和やかに過ごしました。寝る前に若干癇癪を起こしましたが、私の心は穏やかで、もう取り乱しませんでした。
帰宅した夫にも話しました。感情的になった自分を恥じ、息子にした仕打ちを悔いている、と。親の権力を使って、私の指示に従わせようとしたんだ、と。夫は、子どもの言動の全てを深刻に捉える必要はない、こうやって私も顧みることができているんだから大丈夫、と声をかけてくれました。
『いい子』というのは『親の言うことを聞く子』ではないと思います。自分の意思を持って、それを表現できて、周りに優しくできる。そんな子に育ってほしいし、私もそうでありたい。親も子も、まだまだ未熟です。それでもいいと思います。日々試されている感覚ですが、一緒に成長していきたいです。
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