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あなたの子どもは待つのが苦手ですか?

子どもって忙しいときに限って要求が多いですよね。

昨日も夕飯の準備を始めた瞬間に、息子が「ママ来て~!おうち作って~!」と積み木を指さしました…やめて…

とっさに「今は無理!ちょっと待って!」と言いました。もちろん泣き出して叫ぶ息子。私は「もー!」と言って、さっさと積み木で家を作り、キッチンに戻りました。

その夜インスタでこの投稿を見て、反省。


 親 「だめ!待ちなさい!」
子ども「自分の要求は重要じゃないんだ」

 親 「やってあげるから、泣くのはやめなさい!」
子ども「叫んだり泣いたりすれば、要求が通るんだ」

 親 「待つのは大変だよね。今すぐにママと遊びたいんだね。
    この洗濯物を終わらせたら行くからね」
子ども「ママは自分の気持ちも要求もわかってくれた」


何かを待つには思案しなければならない。しかし子どもたちの脳内では、このような実行機能はまだ十分に発達していないのだ!

子どもの要求を拒んだり要望に応えたりする代わりに、まずは子どもの気持ちを受け入れてみよう。その気持ちに対してイエスと言えば(行動にノーと言ったとしても)、子どもは親の言うことを理解するはず。

目先の欲求を我慢する方法を学ばせるには

  • まずは親が落ち着いて、我慢するところを見せる。(子どもの話を聞こうとせず、先にメールの返信をするような親は、子どもが返事をしないからと言って偉そうに叱ることはできない)

  • 子どもの気持ちに寄り添って、タイムリミットを設定する。「どうしてもそのおもちゃで遊びたいんだね。だったら5分ずつ順番に使おうか。タイマーをセットするね」

  • 待っている間にできることを提案する。20秒のカウントダウンをする、本を読む、歌を歌う、など。

  • 子どもが頑張って待てたら褒める。「ママを待つ間に、他の遊びができたね。洗濯が終わったから、一緒に遊ぼう!」

子どもが自制心を養うには時間がかかるもの。大人にとっても楽なことではないのだから!

辛抱強く、子どもの感情を理解し、少しずつ「待つことができる時間」を伸ばそう。待つための実行機能はいずれ発達するから、大丈夫。


子どもと向き合うことのほうが、目の前のタスクを終わらせることより何倍も大事ですね。それができるだけの心の余裕を持つようにしたいです。

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