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#16 milet live tour "5AM" 盛岡公演

※全開でネタバレしているので、ご注意ください

日程:2023年11月4日(土)
場所:盛岡市盛岡駅西通二丁目9番1号
会場:盛岡市民文化ホール 大ホール
収容:1,510席(1F 930席 2F 304席 3F 276席)
開場:16:00
開演:17:00
※公演時間(2時間26分8秒)
座席:1F 4列21番

今回の座席はこちら

盛岡市民文化ホール 大ホール 座席表

サマリ

・miletちゃんに「疲れた」と言わせた公演
・人も街も文化も全て好きと言わせた会場の雰囲気
・開場待ちからは誰もが想像できなかった最高のライブ!
・久しぶりにあの曲でジャケットを脱ぐ
・Kotaさんの活躍が多めだった
・Kotaさんのベースのソロパートが出た!
 かっこよくて、思わず抱きついちゃうmiletちゃん
・Kotaさん、2度目のバックパック紹介
・盛岡、冷麺、僕は〜からのレスポンスでイケメンをもらおうとする
・盛岡は5AMツアーで一番かっこいい街と言わせる
・初めてだけど、シンパシーを感じる
・盛岡への惚れ度合いが半端ない!
・アンコールは宮沢賢治に絡めて20番を歌う
・はやぶさとこまちの連結部は兄弟の生き別れ?!

・December(言葉に詰まる)

今回、miletちゃんが感極まって涙を見せる場面はなかったものの、何度か言葉に詰まり、思いが重くのしかかるわずかな沈黙が訪れました。そんなmiletちゃんを見守りながら、心の底から自分自身に無理をせず、自らのペースで進んで良いよと願いました。時間はたっぷりとあるから、ゆっくりと歩を進めてほしい、そんな思いになりました。そして、歌を聴きながら、気がつけば自分も自然と胸に手を当て、色々な思いを巡らせていました。

・Clan(アレンジバージョン)

このアレンジは2回目かな。藍ちゃんと陽ちゃんのピアノとギターパートでアレンジが加わっていて、明らかに前日の仙台公演とは異なる演出だった。個人的には、今日のセッションの方がさらに力強さが増しているように感じられ、その激しさが球体の檻から出てくるmiletちゃんにエネルギーを送っている感じが出ていて、とても好きです。

・Broken

これは曲とは関係ないのですが、Brokenの時に陽ちゃんが最前の方のTシャツを見て、めちゃくちゃ笑顔で笑っていたのが印象的だったんだよね。私は中央より少し陽ちゃんの方に近い位置にいた事と、そのTシャツのデザインを事前に知っていました。陽ちゃんがそれに気づいて笑顔を見せたとき、その瞬間を目撃できて本当に嬉しかったです!陽ちゃんの親しみやすさと暖かい雰囲気が本当に素敵で、ますますファンになった!

・絆ノ奇跡(イーハトーブの呼吸)

会場の盛り上がりと、バックミュージックが重なって、miletちゃんが「***(5〜6文字)の呼吸」と言った部分が何だったのかさっぱり聞き取れませんでした…。盛岡公演でその呼吸についての話を楽しみにしていたのですが、なんてこった。今日ライブに行かれた方で、何と言っていたか聞き取れた方がいらっしゃったら、DMで教えていただけるとありがたいです!

2023.11.5 08:12 追記
優しいフォロワーさんが「イーハトーブの呼吸」だよって教えて頂きました。枕詞もつけると「宮沢賢治ゆかりの地 イーハトーブの呼吸!」の様です。かぷかぷに続いて、こちらも宮沢賢治関連だったみたいです!

・Hey Song(かぷかぷかぷ!)

今日は宮沢賢治のオノマトペでした!
前日に"X"で”はやぶさとこまち”の連結部のポストの中で、”かぷかぷ”って出していたから、伏線回収ですね。

M「Hey!」
会場「Hey!」
M「Whoa〜」
会場「Whoa〜」
後半は、宮沢賢治のくだりから、”かぷかぷ”になり
M「か〜ぷか〜ぷ」
会場「かぷかぷ(小声)」
M「声量落ちてるんじゃねーよ!」(確かそんな感じだったはず)
M「かぷかぷかぷ」
会場「かぷかぷかぷ!」

こんな感じで”かぷかぷ””ぷかぷか””かーぷ、かーぷ”とか
もうなんか会場がかぷかぷしていた(笑)。

・Final Call(ジャケット脱ぎ捨て!)

「Final Call」のBメロに入ると、miletちゃんがジャケットを勢いよく脱ぎ捨てて、熱気溢れるパフォーマンスを見せてました!やっぱり黒のタンクチップで熱唱するFinal Callはめちゃくちゃ熱いです。ジャケットを脱ぐのは久々のことだったので、これまでのツアーの中では一番寒いとされる東北盛岡でのライブがこれほど熱くなったのは、会場の温かい拍手と声援のおかげだと強く感じました。新潟公演を思い起こさせるほどの盛り上がりで、まるでその時の興奮が再び蘇った〜!って思いました。

ライブの最後には、「私は疲れたよー」と一言漏らすほど
miletちゃんも完全に燃え尽きていた様子でした!

MC1

「はじめまして、盛岡ー!、会いたかったよー。1Fも2Fも3Fもみんな見えてるよー。なんか初めてなんだけど、すごくシンパシーを感じちゃう。」

「昨日は仙台だったんですけど、盛岡は今回のツアーでは一番寒い。みんなは慣れてるのかな?東京生まれ東京育ちでカナダにもいたけど、引き篭もっていたので堪えたよ」

「今日はすごい声出てたよね、あの伸び」
麦ちゃん「過去一で出てた気がするよ!」
「今日のやつもう一回できるかなぁ」

そんなやり取りがされるくらい、確かに今日のコイコガレの声の伸びは半端なかった気がする。とにかく声量と伸びがすごかった。

MC2

ピクチャーチケット

「まずは先に宣伝させて!」と前置きしながら、ピクチャーチケットを手に取るmiletちゃん。いつも地元の話題に花を咲かせるあまり、重要なことを言い忘れがちなんですよね。こうした点も公演ごとに進歩している。

「今日の盛り上がりを見ると、皆さん5AMアルバムを聴き込んでくれている様ですが、CDとして持ってない方に朗報!!なんと、今日ゲットしてもらえると、このフィジカルチケットっていうんですけど、これがもらえます。えーと盛岡市民文化ホール 大ホール。11月4日、いい推しの日なんだってさ。これはね、ただの紙じゃないんだよ。」

手でピクチャーチケットを軽快にパチパチと叩きながら、盛岡市民文化ホール 大ホールでのお得な特典アピール。

「この音を聞いて!ちゃんとした紙なんだから」とmiletちゃんが言いながら、ピクチャーチケットをパチパチと音を立てすぎてしまい、ついステージ上に落としてしまいました。慌てて拾い上げながら、「milet、ごめんね」と言って、チケットに謝りながら、優しくなでる姿には思わず笑ってしまいましたw

参加賞

ファンクラブライブをしている話の流れで
A賞・B賞について紹介をして、いつもの流れでC賞の紹介。
ただ、今回は一風変わった紹介をしていた。

「私のお気に入りはこのC賞」
と言いながらシールを剥がして、太ももに一度貼る。
ただ、その後に1度剥がして、「そうだ良い事教えてあげる。玄人の貼り方ってのがあるんだよ。全部貼らないの!」と言いながら、一度貼ったシールを剥がして、再度台紙に貼り直して、半分だけ貼って台紙を折り曲げてました。「こうやって貼ってる人多いんだよね、何でなんだろう?」

陽ちゃん「きっと剥がしやすいからじゃない?」
麦ちゃん「私知らなかったー」
Mちゃん「でも、結構剥がれやすくなってると思うけどね」

みたいな、流れがあって、バックステージパスの玄人の貼り方を学んだという、貴重?な公演でした。

その後はいつもの様に、まぁこれ貼っても弾き返されるだけだけどねーって言いながら、会場の観客の笑いを誘っていました。

バックパック

今日は久々に(2度目の登場で)、Kotaさんがバックパックを背負っていましたね。前回、紹介の役をしたのは10月1日の大阪フェスティバルホールでのこと。その時は、かっこいいポーズを取りすぎて、バックパックの紹介にならなくてmiletちゃんに叱られていたので、しばらくは紹介担当から外されていたみたいです(笑)。

↓その時のレポです

M「Kotaくん、こっちきて、大きいね。身長何センチあるの?」
K「186cm!」
M「嘘?!、え、そんなにあるの?」
K「そうだよ」
M「大きいね、姿勢もいいし!、あ、しゃがまなくても良いよ。Kotaくんが持つと、大きさはこんな感じです」

バックパックを背負っているから、Kotaさんは常に後ろ向きだったんですけど、藍ちゃんや麦ちゃんをちらちら見ながら、いろんなかっこいいポーズをとって会場の笑いを誘っていました(笑)。

そして、miletちゃんのバックパックから今回初登場したのは、袋に入った”くるみクッキー”でした。

そして、紹介が終わった後に、Kotaさんが前に出てきて
「盛岡、冷麺、僕は〜」って両手を広げながら会場のレスポンスを期待するも、”イケメン”の声はほとんどでなくて、miletちゃんが「Kotaくん、またやる?」「なんか数人チラホラ言ってくれた人いたみたいだけどね、ありがとう」って苦笑していました。

「あんな姿のKotaくんはなかなか見れないから、いじり倒せるね」
みたいな事を話していて、これは一生笑われるやつかもしれない。

そして、 “GREEN LIGHTS”の紹介を始めました。その際に、さまざまな曲について考えているとしながら、これまでライブで演奏したことがない曲もあるかもしれないとほのめかしていました。その発言からすると、ライブでは初披露の曲があるかもしれないので、期待が高まりますね。

一通りの宣伝が終えてから、盛岡のローカル話に入って行きました。何度も人生初の盛岡って話してましたね。

「昨日の夜にきたんだけど、私は鉄道とか全然詳しくないんだけど、何乗ってきたっけ、あの新幹線の連結部…(略)」

会場から「こまちとはやぶさ!」

なんであんなになっているの〜っていう会話の中から
会場から「途中で別れるんだよー」っていう声が聞こえて
miletちゃんがこれまた独特の表現をしていて
「え、生き別れの兄弟みたいじゃん」
会場から笑いが起きていました。

「盛岡駅にすっごいでっかい鉄器があるのよ。300kgくらいありそうなやつ。」そこから、こういうの大好きでっていう話になって、「南部鉄器のキーホルダーを3個も買っちゃった。誰かにあげるんだ。でも、1個1600円くらいしたかな」って話していました。

ローカル話

「盛岡って行くべき場所2番目なの知ってる?!ロンドン!盛岡!なんだよー、すごいよね。まぁ駅ついた時にはさらーっとしていたんだけどね。ただ街中には海外からの人とかもいて・・・」って話しながら、「盛岡ってすごく魅力がある場所なのに、それをアピールしない!」って笑いを誘ってたかな。

↓これについて触れていました。

「昨日盛岡に来て、今日は午前中しか時間がなかったのね。それで、みんなから冷麺の、どこだっけ。」(会場から”盛楼閣”との声)「そうそう、盛楼閣に誘われたんだけど、私は断って街にくり出したんだよね。」宮沢賢治の記念館にも本当は足を運びたかった様ですが、想像以上に遠くて半日じゃ無理だなぁって事で諦めたと話されていました。

可否館っていうところに行ってきました。「注文の多い料理店」でも出てきたと思うけど、その場所なんだよね。そこでコーヒーとか、あとさっき紹介した”くるみクッキー”を食べてきた。

「あと、もう1箇所行きたいところがあって、啄木の家に行ってきた。たくぼくんち!。まぁ誰もいなかったんだけど、盛岡といえば石川啄木でしょ。私は文学大全集とかそういうのをたくさん読んでいたというか、読まされていたのかな。家にたくさんあるんです。また啄木の本とか読み返したくなった。」

そんな話の流れから、文豪、文化の街を褒め称えて
「盛岡は5AMツアーで一番かっこいい街だと思う。クール」
と言わせた、盛岡すごく愛されてる。

アンコール曲

「アンコール曲は決めてないんだけど、どれにしようかなぁ。盛岡といえば、宮沢賢治だよね。」

そうした流れから、偽装不倫(ドラマ)が宮沢賢治の”銀河鉄道の夜”に絡むという事で20番にされていました。20番はUSです。

「20番ってみんなは何かわからないでしょーって話しながら、後ろの照明さんがいるあたりの周りの人は見てみて、すごく焦ってるのが見えるでしょ」

本当にアドリブなのか、それとも計画的な演出なのかは定かではありませんが、miletちゃんは各会場に合わせたエピソードを選曲の背景に添えて伝えてくれます。それは地元のファンにとって非常に嬉しいサプライズに違いないから、みんな大好きになっちゃう。

MC3

時間についてのお話の中からの語り

「終わりがない人生と終わりのある人生
私は終わりのある人生で良かったと思っている。
きっと、終わりがない人生だったら、今ここで歌っていない」

グラデーションや白黒のお話の中から
今回のツアーでは初めてかな、miletちゃんの過去の経験から
以下の様な事も語っていました。

「私はね、昔は白黒はっきりつける方だったの。好きな人に告白するのも相手が好きってわかっている状態じゃないとしなかった。何かテストを受ける時も合格するってわかってないと受けなかった。もちろん、自分自身をそこまで高める事をしていたっていのもあるんだけどね」

「今、こうして見えているのはオレンジ色のライトだけど、朝焼けはそうじゃない時もある。どんよりしている時は朝焼けって言える色かどうかわからない。」

弱い中に強さがあるお話。

「弱くて強いって最強じゃない?だって、弱い部分も知っているんだよ。
強い人は弱さを知ってる。」

「miletちゃんは悩みなんかなさそう、無敵に見えるなんて言われる事もあるんです。全然そんな事はなくて、私はこっちに”恐怖”、こっちに”不安”を抱えて今もこうして立っています。朝5時が嫌いだった頃から少し変わっただけで、今でも感情がぐちゃぐちゃだったりしながら、ステージに立つ事だってあるんです。不安でも生きてはいけます。」

公演を重ねるごとに心の内を明かしてくれる。
それをさせてしまう、盛岡の会場の温かさ。
盛岡は拍手の回数がダントツで多かった気がする。
MC中も何度も拍手が湧き上がってきて、すごく歓迎されているんだなって思いました。

”弱くて強い”

miletちゃんがステージで見せる"弱さと強さ"のバランスは、まさに人間性の深さなんだなって思う。過去に経験した挫折や試練が、他者への深い共感と優しさを育んでいるのでしょう。自分の弱みをさらけ出せる人は、本質的に強さを備えていると思う。”不安や恐れ”を抱えつつも、それらを乗り越える内なる力がmiletちゃんにはあって、心を開くことで支えてくれる存在がどんどん増えているんだなって思う。会場に集った多くの人々の心に響くライブをありがとう。

残りわずか3公演のツアーですが、終わりがあるからこそ価値がある。終わりがあるということは、新しい始まりも待っているということ。

5AMツアーは、本当に価値のあるライブだと感じる。きっと終わりへの寂しさも、きっと乗り越えられる。心の奥底に刻まれたライブの記憶、miletちゃんが授けてくれた多くの言葉や音楽は、これから先もずっと支えになると思う。

いつも、ありがとう。

ピック投げ…まさか…

最後のMCが終わって、ピック投げは他人事の様にいつも楽しんでいるイベントなのですが、私が当事者になる時がくるとは…。

miletちゃんがステージからピックを4回に渡って投げた中、奇跡的に2回目のピックをキャッチできたんです... まさに運命的な偶然。他の人に当たって跳ね返ってきたそのピックが、まさかの私の手に。予期せぬ幸運が訪れた瞬間でした。

ライブで一体感を生み出したあの盛り上がり、そして仙台に続き、体力の限界を感じるほどの熱狂的な公演。その終幕に待っていたのは、予想もしない素晴らしいサプライズでした。

このピックは、盛岡での最高のライブの記憶と共に
私にとっての宝物となります。

2023.11.4 盛岡公演のmilet Pick

2023.11.4 セトリ

  1. Before the Dawn

  2. Wake Me Up

  3. Walkin' In My Lane

  4. Parachute

  5. inside you

  6. Into the Mirror

  7. HELL CLUB

  8. December

  9. Clan(5am mix)

  10. Broken

  11. 絆ノ奇跡

  12. コイコガレ

  13. Anytime Anywhere

  14. Flare

  15. Hey Song

  16. Time Is On Our side

  17. Final Call

  18. Noel In July
    < Ancole >

  19. Imagine(カバー曲)

  20. You made it

  21. US(20曲中20番目)

  22. Living my life

miletちゃん"X"

メンバー"X"

啄木新婚の家

光原社 可否館&くるみクッキー

盛楼閣

南部鉄瓶

南部鉄器のキーホルダー(値段から推測するとこれ?)

宮沢賢治記念館

盛岡市民文化ホール 大ホール


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