パキラのおじさんとふしぎな毎日
第1章:パキラのおじさんの家
ある大きなパキラの木の中に、いつもスーツを着たおじさんが住んでいました。おじさんはとても小さくて、パキラの大きな葉っぱの下で毎日を過ごしています。おじさんの家には小さな机と椅子があって、窓からは毎日お日様の光が差し込みます。
「おはよう、パキラの葉っぱたち!」と、おじさんは毎朝、葉っぱに挨拶をします。葉っぱたちは風に揺れて「おはよう」と答えます。
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