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小説を書くことで、新しい何かが始まる其の弐拾四

豊かさを手にいれる一つの方法として、恋愛小説を書こうというお話をしています。

今日の江戸のくずし字講座で習ったのですが、江戸時代は、雅なものをわざと俗っぽく描く物語が流行りました。伊勢物語のパロディの仁勢物語。雅なものをどうやって変換するのか。

それは、人間の生理的欲求、たとえば食欲や性欲、そして病気のはなし、下ネタに落とし込む。雅な話には、食べ物の話は出てきません。光源氏や藤壺は、恋は語るが食べ物を共有していないのです。

恋愛小説でも、食事の場面は、雅になるように工夫が必要ですね。だから、フレンチのフルコースになるのです。ワインを選んだり、プレゼントを渡しながらの食事会。

これは俗にならないかと、チェックすることも必要です。目指すのは超一流の恋物語。妥協してはだめです。旅に出たら、ホテルを5つ星以上にするのはもちろんですが、ワンフロアーを貸し切りにして、エレベータは専用にしてもらう。

雑踏の中で、愛をささやくより、二人だけのビーチで未来のことを語りましょう。お金があるからといって、雅になれるわけではないので、このあたりのさじ加減も大切。お金がありすぎて悩むというひとになってください。

どうせ悩むなら、すてきなことで悩んでください。三人から愛をささやかれて、誰にしたらいいのかと迷う。こういう悩みで夜も熟睡できない。いろいろな状況を設定してみてくださいね。それこそ眠れなくなってしまいますよ。

では、また明日。

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