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シュトーレンを作ってみた

毎年、人形町のドイツパン屋で、シュトーレンを予約して買っていた。ところが、今年は、江戸のくずし字セミナがオンラインになって、人形町に出かけることもない。その一方で、年末にかけての京都滞在の予定もなく、時間はたっぷりとある。

そこで、シュトーレンを作ってみようと考えた。YouTubeでいくつか動画をみて、アウトラインを叩き込む。以下はわたしがアレンジしたもの。

材料  A
強力粉    200g
無塩バター  100g   (150gの箱を買い、残り50gを溶かしバターで使う)
グラニュー糖 24g  (コーヒー用ステックシュガーが3gなので8本)
塩      小さじ 1/2
ドライイースト 4g
牛乳     40g
全卵     25g  (Mサイズの1/2)
アーモンドプードル 80g    (40g入り 2袋) 
シナモンパウダー 1g

材料  B      中身に入れるもの
レーズン 50g      二三日前から、ワインやブランデーに漬けておく
くるみ  30g

材料  C
溶かしバター 50g
粉糖     70g

1.  材料  A   をよく混ぜてこねる
バターは室温に戻し、強力粉に揉むようにして混ぜて、
残りの材料も全部入れ、ガラスのボールで混ぜるが、途中で、
まな板に移して、10分間くらいよく延ばして折りたたみ、広げて重ねてよく混ぜる。 アーモンドプードルが入っているのでべたべたにはならず、まとめやすい。まとまったら、丸めておく。

2.  材料 Bのレーズンはペーパータオルに広げて、水分をとる。
クルミは大きめに刻んでおく。

3.  1で丸めたものを綿棒で20cm四方に広げ、中に材料 Bを載せて丸めてまた、揉むようして混ぜる。中身が出てしまっても気にせず3分間こねて、また丸める。丸まったものをボールにいれ、30度で一時間ねかせる。30度に保温するのには、100度に沸かしたお湯に二倍の水をいれたものに漬けておく。電子温度計があれば、水温を計って40度以下になっていることを確認する。暖房している部屋なら、それほど急激に温度は下がらない。

4.   一時間したら、ボールで少し膨れたものを、今度は焼く台にクッキングシートを引き、そこで20cm四方に広げ、三分の一づつ折りたたむ。綿棒でくぼみをつけて、山型にする。ここでまた、30度で一時間ねかせる。この時は、ボールに40度のお湯を作り、その上に載せた。

5.  一時間後、170度に温めたオーブンで40-45分焼く。全体に色がついて、脇も色がついているのが完成したもの。

6.  焼きあがったものに、溶かしバターをまんべんなく塗る。上下左右も残らず塗ること。これが長期間保存できる。熱いうちに粉糖を振って全体を雪がかかったように白くする。

7.  一晩おいたら、食べ始める。薄く切って毎日少しづついただくお菓子。

一度作ってみると、あとは応用も可能だ。バターはやはり、無塩がよい。有塩だと、最初はいいのだが、時間が経つと、塩辛さを感じるようになる。ケーキ作りの醍醐味は、香り。これを作っているとき、部屋中が甘い香りに包まれて、幸福な時間だった。

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