大阪、文楽劇場に通う話

歌舞伎もオペラも能楽も好きなのに、文楽だけは、人形芝居だから、人形遣いが、目立ちすぎて苦手と、敬遠していた。

それが二年前のこと、外国人のための文楽講座のチケットをいただき、出かけてみた。女には、足がないとか、手の仕草、若い男、年老いた男の演じ分けなど、基本を教わるたと、目から鱗のことが多い。

今年は、平成から令和への御代がわりの年ということで、東京でも、大阪でも珍しい演目が、つづく。

大阪では、三部に分かれ、忠臣蔵を通しで上演する。4月、7月、11月と通ってようやく完結する。歌舞伎では、なんども見ているのに、新鮮だった。

イタリア語を習っていたとき、動詞変化や、文法の疑問は、ラテン語を習えば、氷解すると言われた。原作が、文楽の忠臣蔵も、これを見て初めて、長年の謎が解ける。





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