順徳院 書籍発刊
昨年2021年は、あの承久の乱から800年にあたる年でした。順徳院が流された佐渡でも800年祭のイベントがありましたが、コロナ禍で参加できず。代わりにこの本を編みました。誰も書かなかった佐渡での24年間の物語です。
本の書籍を作るにあたり、書籍出版プロジェクトのみなさま、デザイナーさん、印刷関係の方々に本当にお世話になりました。一冊の本は家作りに似ていて、一人で作ることはできません。
幸いなことに、お読みいただいた方からもすてきなコメントを頂いております。
父宮後鳥羽院に関する書物はたくさん出ているのですが、天皇であったのに、この戦のために子ども、仲恭天皇に位を譲り、そのあと数ケ月で佐渡に遠流された天皇については、残されたものが少ないのです。
佐渡においては、同じように歌を詠み、そして宮中作法などをまとめた禁秘抄を作り、文化活動も続けてられていました。
佐渡という豊かな島でどんな日々を送られたのか、気になる方はぜひ、ごらんください。知り合いもこの本を読んで、佐渡を訪れたいといい、8/20-21と佐渡に三年ぶりで出かけてきました。
紙の書籍については、現在、アマゾンのシステムが中断していて登録することができず、弊社から販売しています。ご注文も受け付けており、送料はサービスいたします。
http://www.madio.jp/sadono/juntoku.html
いま大河ドラマ 鎌倉殿の13人の裏側の物語としてもお読みになると理解が深まります。天皇であった方が、京都から遥かに離れた島で、どう暮らしていたのか、ロマンがあります。
佐渡には30有余の能舞台があり、現在でも能楽が盛んに行われています。そんな素晴らしいところなのに、東京もんのわたしたちが何もしらないのは、明治の教育制度に問題があるようです。江戸の人々は知っていたのに、明治政府の教育担当の人々が佐渡のことを知らなかったので、流人の島と決めつけてしまったのです。
佐渡金山や、佐渡奉行所は有名ですが、それ以外にも古跡名所がたくさんあり、奈良時代の国分寺跡など歴史好きな方には、どきどきするような島です。
書籍題名 順徳院
発行 株式会社マディオ
藤原真由美 著
定価 800円+消費税
四六版 200ページ
ご購入を希望される方はメイルでお申し込みください
office@madio.jp
電子書籍も準備していますが、紙の本がお薦めです。8/20の佐渡二宮神社の薪能のとき、テーブルに並べた20冊が完売して、必要な方のお手元にお渡しできました。
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