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〇〇部の仕事なんて誰にでもできるから

仕事柄いろいろな会社とお付き合いをさせて頂き、その数ほど法人の性格があるのだが、たまに部署の差別(区別?)意識の強い会社に出会うことがある。

どういう事か?

「あの部署の仕事なんて誰にでもできる仕事だから・・・〇〇〇」というような揶揄を平気で言う社員が結構な割合でいるということ。
経験上、技術系の会社に多い。

これは、その人達にもともと備わっている性格、つまりプライドの高さやその裏返しであるコンプレックスを溜めておく容器の大きさと周囲の環境に依存する場合が多い。

しかし、マネジメント(勢)が先頭に立ってこれをやっている場合は最悪だ。

自分が昔在籍していた会社も似たようなキライがあり、エンジニアとも呼べないような入社数年目のクソガキが悪しき影響を受け、舐めたことを言うようなことがあり「お前などまだ社会人にもなっていないぞ~」と優し~く教えてあげていたものだ。

これは、エンジニアではなく園児ニア(near)である。

若い子が生意気なのはおおいに結構なことだが、その道を誤るとロクなことにならないので優しく正してあげることが必要であるし、その曲がった考えのまま歳をとってしまうと見るも無残な姿になってしまい救いようがなくなる。

会社はシアター(theater)という場所であり、そこに良質なアクター(actor(s))がいないと良い映画や演劇はできない。
悪役は主役が一番引き立つように「悪」を表現しなくてはならないし、エキストラは自分が目立つことのないよう、それでいてその一コマの雰囲気を作り出さなければならないが、共通して言えるのは、どのアクターが欠けても映画や演劇は成り立たないということだ。

よって、その観点から言うと、会社の中で必要のない部署はないし、それらの優劣など全くないに等しく、比較できるものでもない。

貢献度に応じた給与面での区別があるのは当然だが、業務自身に対する区別・差別はあってはならず、そういった文化を創っていくことも経営者の仕事だと思っている。


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