「1人会社」の忘年会と新年会

「1人会社」を始めて8年半ぐらい経つ訳だが、この時期(年末年始)になるとなんとなく寂しさを感じる時がある。

今年はコロナのせいで圧倒的に少ないのだが、例年、街中を歩いていると、老若男女問わず酔っ払いの集団とすれ違う。
集団の各人を見ると、どう見ても会社の忘年会や新年会であろう。

その集団の新年会はこんな感じだったのではなかろうか?

「皆さん、今年も1年間よろしくお願いします。昨年の皆さんの頑張りのお蔭でわが社も無事に今年度を迎えることができることになりました。思い返せば、コロナの影響で主要な取引先からの仕事がなくなってしまい、いきなり売上が70%減という事態に陥ってしまいました。空前絶後、晴天の霹靂、これまで積み上げてきたわが社の成長戦略が全くの絵にかいたポチになってしまったのです。」

(社長・・・多分、犬ではなくモチだと思います・・・・)

「私はその時、「もうダメぽ、この会社はたたんだ方が良いのだろう」と思い、その準備を始めようとしていたのですが、そんな折、〇〇さん、△△さんが社長室に来て「社長、ピンチな時はパンチです。プンチがペンチでポンチです!」と私のコブを叩いてくれました。」

(社長・・・多分、鼓舞してくれたのだと思います・・・・)

「私はその〇〇さんと△△さんの言葉を聞いて、2度あることは3度ある、ジュエリーに至っては5℃もある・・・戦う前から負けることを考えるやつがいるかよぉ〜バカヤロー・・・と身体の中からギラギラと闘志がみなぎってきたのです。」

(社長・・・多分、3度目の正直と4℃かと・・・・)

「で、私は借金をして新商品のための投資ををすることを決意したのであります。その新製品も無事、ローンすることができ、今では会社の稼ぎ頭になりそうな勢いで成長をしています。」

(社長、多分、ローンチだと思います・・・・)

「思いおこせば、この製品の開発もエバラの道でした。」

(社長、多分、イバラかと・・・・)

「まずは、市場の調査では・・・・・」

皆「社長、はよ〜飲もうよ・・・」

とっ散らかしてしまったのだが、つまり、苦楽をともにする仲間がいるのは時として良いことであると思うのだ。

コロナ前は仕事仲間と忘年会をすることはあったものの、ちょっと意味合いが異なる。

1人会社をしているとそういう場面を忘れてしまうので、ふとそういう感情になることがある。「皆さん、今年もお疲れ様でした!」とか「皆さん、今年も1年頑張りましょう!」とか言ってみたいっ!と(笑

ただ、「1人会社」であるがゆえに楽なこともある訳で、そのシーソーかもしれないのだが。

(社長、多分、天秤かと・・・・)

(笑)

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