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ビジネスにおける死亡遊戯

#当初 「死亡の塔」で文章を書いていたのだが「死亡遊戯」の間違いだったため、題名と文章を修正。リー様、大変失礼をしました。(2021/08/30)

ビジネスをする上で、営業活動のみならず仕入れや業務の委託など、会社vs会社での交渉事は日常茶飯事であるが、その交渉相手は非常に重要。

要するに、決裁権を持った人と交渉するのが最速であり、そこまでの距離(階層)が遠いほど成約がオジャンになる可能性が高くなるという事だ。

これは当たり前の事なのだが、人脈の開拓経路の事情から必ずしも思い通りにはならず、ブルース・リーの「死亡遊戯」のように下層階から1階ずつ敵を倒していかなくてはならない事は良くある。

特に相手が大きな会社で階層が深くこの状況に陥るとカナリ厄介。

(担当)->(主任)->(課長)と何度も同じ説明、説得をするのだが、その間も行ったり来たりがあったりもし、最後にやっとラスボス(部長の場合が多い)が出てくるという状況。

しかし、そこでやっとラスボスを倒したと思ったら、その後、さらにその上のラス-ラスボス(役員)が登場し、3回転半ぐらいのちゃぶ台返しを喰らう事もある。

内部でうまく話を通しておいてくれればシャンシャンで終わるのだが、その場でラス-ラスボスが初めて話を聞くというような事態もあり、そのような時の心の叫びは、

「ちゃんと話を通しておいてくれよお~~~」

それまでに掛けた時間と涙の量の関係はexp関数である。(絶対に線形ではない)

その点、小さな会社の場合は非常に即効性がある。
そもそも、最初に出会う相手が社長や役員である事が多いので、

「はじめまして○○と申します」
「よろしくお願いします」
「こりゃこりゃ、かくかく、じかじかで・・・」
「じゃあ、契約の話を・・・」

と言ったことがほとんどである。

ビジネス規模では当然前者の方が大きいことがほとんどだが、前述のように恐ろしく時間がかかる事やさらに競合が多い事を考えると成約率はかなり低くなり、掛けた時間当たりの成約金額で考えると、後者に時間を割いた方ががトータルとしてのビジネス規模は大きくなるかも。

と思う今日この頃。

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