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付き合ってはイケナイ人々

世の中にはいろいろな人がいるもので、その性格や置かれている状況も様々、ビジネスを進めていく上で多くの方々と出会いお付き合いをすることになるのですが、個人的な好き嫌いはさておき、会社の利害という観点で考えると「付き合ってはイケナイ人々」が必ず存在します。 
(「人」=「会社」と置き換えても話は通じると思います)

これは顧客のみならず近しい身内、即ち、協業仲間や仕入先など様々な方面があり(いわゆるステークホルダー)、ひとつ間違うと会社を傾かせてしまうこともしばしば、自分の知り合いにもそういう人達と付き合ったために会社を潰してしまった人がいます。

自分は会社を設立してから数年ぐらいはこういうことに対して特に関心はなかったのですが、仕事面でいろいろな付き合いが増えていくうちにそのような「付き合ってはイケナイ人々」に遭遇することになり強く意識をするようになりました。

以下、私の思う「付き合ってはイケナイ人」について実体験を交えて話してみたいと思います。かなり口が悪くなるのはアシカラズ。

1.1(顧客) イヤイヤ太郎

付き合ってはイケナイ顧客の筆頭は何をおいても「支払いをしない」あるいは「支払いをしたがらない」顧客でしょう。
こういう人達は商品や成果物に対してケチをつけまくりなかなか検収をしない、また、発注書はおろか内示等も無しで仕事を進めさせようとします。
後で「発注書や内示を出していないのにお前が勝手にやったのだろう?」というイチャモンを付けて逃げれるようにするためです。

また、当然のごとく契約書を交わすのを嫌がり、業務が進んでいるにも関わらず契約の締結をズルズル引き延ばしてきます。さらに、業務が完了した辺りで自社に有利(こちらには不利)な契約書を突き付けてくるというようなことをする人もいます。

正直、ただのクズですので、一見、旨味のありそうな仕事であっても絶対に付き合ってはいけませんし、付き合うのであれば逆に手の上で転がすぐらいの覚悟が必要です。

1.2(顧客) クレクレ次郎

情報やノウハウが欲しいために「これを教えてくれたら大きな仕事をあげるよ」のような話をチラ付かせて交渉ができると思い込んでいる低レベルな人。
「そんな子供ダマシが通じる訳ないやんけ?」と思うのですが、大真面目にそういう交渉をしてくるのでこちらも苦笑。相当な世間知らずか頭が悪いとしか言いようがありません。
「では、その仕事の発注書を頂けたら教えてあげますね」
と言ってサヨナラをします。

また、名刺交換をして数回会っただけで、既に親友ズラ、あれこれ情報やノウハウを貰おうとする人もいます。「飯ぐらい奢るからさあ~」というのが常套句です。

1.3(顧客) 犯罪者予備軍

1人会社をやっていると、それを利用して個人のフトコロを肥やそうとする輩がいます。1人会社ということもあり、正直、舐められています。
いわゆる会社の金の横領や着服で、有名な企業だったり横領の金額が大きかったりするとニュースに出てきますね。
自分もそういう話を持ち掛けられた経験がありますし、そういう事に加担をしてしまい、会社を潰してしまった知り合いもいます。

2.1(協業) リスクがマン(別名:マンガイチマン)

何をするにも「リスクがあ~」「万が一何かあったらあ~」とビビりまくり、新しいことをするのに対して足を引っ張る人がいます。
起業をした人はそれだけでリスクを取っていますので、あまりそういうことを言う人はいないのですが、協業をしている会社の課長や部長あたりの中間管理職クラスにはこういう人が多く、とにかくリスクを取ることがお嫌い。
リスクの取り方に慣れていない、即ち、リスクを正しく認識しそれをうまく回避する術を持っていない人は結構います。
こういうリスクがマンにぶち当たると、どんな提案をしても「リスクがあ~」「万が一何かあったらあ~」と無駄な時間ばかりを費やされビジネスを進めることができません。

2.2(協業) 横取り仮面

とにかく人の仕事や結果を横取りして自分の成果にしようとする人。
ちょこちょこと横から割って入ってきて、ちゃっかりと自分が利益を得るような動きをします。
そういう人は話をしていても、おおよそ中身がからっぽで「あの人(有名な人)を知っている」とか「あの人がこう言っていた」というような話ばかりで、自分を大きく見せることで精一杯。
自分に中身がないことを自覚しているのでそういうことになるのかどうかはわかりませんが、他人のふんどしで相撲を取ってきたので自然とそういう会話になるのでしょう。
こういうのと付き合うとロクなことになりませんので、速やかに避けた方が良いです。私の場合は徹底してミクダリです。

3. その他

これを理屈で説明することは正直難しく「ワキがアマい」としか言いようがないのですが、何をしても必ずと言って良いほど失敗をする人、いわば「不幸を運んでくる疫病神」的な人がいます。

起業の準備中に書籍でそういう内容の話を読んだことがあり、その時は「そんな訳ないでしょ??」と思っていたのですが、起業後にそういう人に出会ってしまいました。ってことは、巷に結構な確率で存在するということでしょうか?

本当に何をしてもうまくいかず「なんで、ここでわざわざこんな事が起こるの?」というようなことまで起こってしまい、ことごとくビジネスが潰れていきました。
その人も起業をしていたものの、そういう状態ですので結局うまくいかず、1年ぐらいで会社をたたみ今はサラリーマンをしています。
人としてはとても良いので、飲み仲間として付き合っていますが、一緒にビジネスはしたくないです。

以上、付き合ってはいけない人や会社を列挙してきましたが、世の中にはいろいろな人がいますので、それらを見極め、出来るだけ近づかないように立ち回ることも経営の技術ですな。


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