見出し画像

wedge 2018/2 中国「創造大国」への野望の深セン記事を読んで

ちょっと古いのですが、wedge 2018/2 中国「創造大国」への野望のPart 3に深センに関する記事があったのでメモです。

タイトルは、
「ハードウェアの聖地・深センものづくりエコシステム」の正体です。

1年も前なんですね、こういう記事が上がっていたの。

製造エコシステムのコピーから創造・イノベーションへの脱皮というのがテーマで書かれていますが、

以下、印象に残った部分のメモです。HAXのアプローチ面白いですね。

どういったものがHAXから出てきているのか気になりました。

・深センは、エレクトロニクス産業の大規模なサプライチェーンが形成されて世界の工場と呼ばれるようになった
・しかし、2000年半ばから人件費の高騰や国内市場の拡大鈍化によって
 中国製造の成長パターンに陰りが見え始めた
・メイドインチャイナからデザインドインチャイナへの展開を打ち出している
・デザインドインカリフォリニアメイドインチャイナという構図から
 脱却して独自のエコシステムを構築しようとしている
・中心は南山区に、深センというとファーチャンペイだが2016年くらいまで
 そこからハイテクパークにシフト

・HAXは主にシリコンバレーのものづくりのノウハウを持たないスタートアップに深センのエコシステムを提供する、デザインドインカルフォリニアメイドインチャイナの橋渡しをする、シリコンバレーのアクセラレータ
・応募は年間1,250件ほどだが、選ばれるのは3%
・合格したら株式と引き換えに10万ドル、外部メンター、エンジニア、マーケ、ソーシングや出荷など様々な支援を行う
・それ以外に広告宣伝、写真、ビデオ、デザインなどの専門家組織もいるアクセラレータとして売れる商品を育て上げることが我々の仕事
・深センのスタートアップエコシステムのコアはエレクトロニクス産業のサプライチェーン。
・大学とサプライチェーンという言葉を入れ替えるだけで、シリコンバレーと同様の文脈成長のシナリオを語ることができる
・そこに集まるエンジニアはサプライチェーンを使い倒して、ものづくりをしようという意欲に溢れており、コピーキャットとイノベーターが同居する混沌としたエコシステムが形成されつつある

最近の話を現地で聞くと、この一年では、ハードだけでなく、アプリやデータなど縦方向にもエコシステムが伸びてきていると聞きます。

もはやハードやアプリはサービスを構成する一要素だったりもするので、サービス化の流れもあるので、必然的な感じかなと思いました。

引き続き注目していきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?