セカサーの「缶詰め」スタイルは何がそんなにすごいのかを紐解きたい話
こんにちは。みくてぃです。
筆をとる気持ちは瞬間的にあがるのに持続力がまったくなかったのが最近の私です(急な近況)
セカンドサークル5月の定期公演は「缶詰め」です
ほぼ何も無いところから1時間の物語を即興で作り出す我がマイホームチームSecond Circleの今月の定期公演(ライブ)がなんと今日の夜19時半にせまってしまいました。本当にエンジンがかかるのが遅いのが私の反省です。くそう
セカサーではここ2ヶ月ほど、ワンシチュエーション、ワンカット、そして出ハケなしの缶詰めスタイルで物語を作ることを研究してきました。で、今日のライブでやります。
くわしくはここだ!!←
(25日朝現在、まだ劇場のお席あります!)
で、この缶詰めスタイル、これはすごいとセカサー内でも言ってるし私なんかは舞台の外から見てて「この人たちマジですげえ…」となっているんですけど、すげえすげえと語彙力ないこと言っててもそれはただのゴリ押しなので、ちゃんと語りたい…語るぞ……という記事です←
すごい①最初から舞台上に6人いて即興する
脚本のお芝居だと、それなりの人数がそれなりの時間ずっと舞台にいる、なんてのは一般的だし
8人とかいてもセリフが決まっているから(もちろん新鮮な気持ちでセリフは発せられるけど)変なバッティングとかはない
即興だと物語の冒頭、土台を作らないといけないのでそのためにプレイヤーは行動をとるのですが、2人や3人でやるときよりも6人7人では行動がバッティングしやすいはずなのです。
でもそこで焦らずに土台を作り上げていけるみんながすごい。
これがすごいポイント①です。
すごい②最初は30分ももたなかったのに…
このハケない缶詰スタイル、まず1回試してみて感触がよかったので継続してみようとなったのですが、そこから安定してできるようになった時点では25分とかで終わってしまっていたのです。
でも公演では60分やりたいので、どうすればいいんだろうという話を、ちょうど私が稽古に行ったときにしていたのです。
その次の稽古ですぐにその課題はクリアできたことをみんなの稽古ツイートとかで知ったときに、さすがずっとここ(セカサー)で即興やってきた人たちだなーと思いました。
(これに関わらず今までの積み重ねやべえって思う瞬間が今年多い)
すごいポイント②。
すごい③ハケられない、それは逃げ場がないということ
セカサーをはじめ、長めの時間即興やるときに私が気を付けていることの1つが、情報が混在したりプレイヤーや客席含めた会場の空気がバタついたりちょっと居心地悪くなった?ときに
照明からのオファーで場転して場を落ち着かせる選択肢を持つこと、なのです。(モノローグにしようとするときもあるけど)
そういう場合以外にも、場所変えたいとか、普通に1つのシーンの切れ目とかでプレイヤーがハケて別の人が出てきて次のシーンをやるとか、普段はそういう選択がプレイヤーさんもできます。そうやって即興で1つの「作品」を作る。
缶詰めスタイルではこのハケるという選択ができず、舞台袖で情報を整理できないので、全てをキャラクターがいるその場所その時間で解決しないといけないのです。
これにプレイヤーが挑戦するところを、私はお客様に見てほしい。
そう思っています。
そのうえで
もう1つ伝えたいことがあって
その挑戦する姿を見てほしい、も本当なんですけど
私たちはそれに挑戦したうえで、物語としてまとまりのある作品を作ることを目指しています。
わたしたちは即興で1時間の物語を作る団体、なので。
これ以上はどうにもうまくいかないってなって仕切り直しをすることもあるかもしれません。今回稽古で仕切り直しすることが普段の1割2割増しだったように思うので、そのリスクは高めです。
もしそうやって失敗しても、それは挑戦した結果なので、ナイスファイトと称えてもらえるとうれしいです。
そんなわけで!!今日19:30より荻窪駅徒歩3分くらいの
i Rego Garageにて公演です!!
アフタートーク込みで90分の予定です。
ご来場&ご視聴お待ちしています!!