ドナルドマクドナルドハウス

転院してからしばらく赤ちゃんは集中治療室にいました。

面会時間は決まっており、夜の8時にはバイバイです。また明日ね、と声をかけて病院を出る。

こども病院の隣のドナルドマクドナルドハウスにわたしは一人滞在していました。

自分一人の個室で、お風呂トイレ付、とても綺麗な施設で、一泊1,220円(宿泊代1,000円+リネン代220円)キッチンは共用でしたが(使いたいときに使えないことはありませんでした)冷蔵庫も一部自分専用で借りることができ、本当にお世話になりました。スタッフさんやボランティアさんは本当に明るくて、快適に過ごせました。

兵庫の転院が決まったとき、ついていくのはついていくけど、どこに泊まる…ホテル?マンスリー?いつまで滞在かわからない、長期になることも考えられる。わたしの滞在にお金…かかるなぁ…と思いました。

すると愛知の病院の看護師さんが滞在先も調べてくださり、ドナルドマクドナルドハウスという施設がありますよ、と。

ただ噂では予約がいっぱい、とれるかわからない、とのことだったのですが、

電話で問い合わせると、最初はキャンセル待ち(一週間前に泊まれる方を決めて連絡しているとのこと、わたしが問い合わせたときはもう一週間を切っていました。転院先の病院が四日後に受け入れ可能とのことなので行きましょうと急だったので)、しかし、行く日の数日前(2日前くらいだったと思います)には、予約がとれました。とりあえず4週間は連続で滞在できるとのことで安心しました。

子どものことで頭はいっぱいで、自分のことまでなかなか気が回りません。かといって、泊まる場所が決まってないというのは、ただのストレスでしかありません。

子どものことに集中したいときに、どこに泊まろう、荷物どうしよう、と子どもの目の前で全然違うことが頭をちらつく。いやいや、それどころじゃない、いやいやいや。泊まるところがなければストレスでしかない、どうしよう。

4週間は、しばらくは自分のことに頭を使わなくていい、一ヶ月は赤ちゃんのことだけ考えてればいい。病院のすぐ隣の建物。何があればすぐかけつけられるし、赤ちゃんのすぐ隣にはいられないけど、建物は隣。近くにいられる。本当に有難いことでした。

ハウスに予約がとれたとき、このストレスから解放されただけで、兵庫へ向かう足取りが軽くなった気がしました。

ドナルドマクドナルドハウスの皆さん本当にありがとうございました。

次回に続きます。

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