魂の抜け殻 第26章

父の夢


父の葬儀の夢を見る。葬儀に間に合う様にいつも慌てて用意している。夢の中で“葬儀はもう終わった”と思うのだけど、急いで葬儀に向かう僕。夢と現の狭間、ぼんやりと眺める葬儀。

心残りがあるのだろうか。心配しているのだろうか。見守っているのだろうか。静かな怒りを抱いているのだろうか。大丈夫だよ、安心してゆっくりおやすみ。


#小説



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