Hello!　三つの背徳の果実・主人公を語ってみた

こんばんは。翔田美琴です。

さて、今回の記事は自作オリジナルR-18オフィスラブ小説「三つの背徳の果実」の主人公、レンブラント・バートンを少し語ってみようかと思います。この人物の由来、そしてキャラクター誕生の経緯を語ってから、本日を終わらせようかと思います。

主人公・レンブラント・バートンの名前の由来

レンブラント・バートンのファーストネーム「レンブラント」は１７世紀に活躍した画家、レンブラント・ファン・レインから貰いました。このレンブラント・ファン・レインは「光と影の魔術師」という異名を持つ有名な画家です。しかし、私は何といってもこの「レンブラント」という響きが凄く気に入ったので晴れて主人公の名前にしました。

しかし、最初から「レンブラント・バートン」という名前で制作していたわけではなかったのです。

物語制作当初、彼は「エリオット・バートン」という名前で登場していました。このサムネイルのイラストの方が今回、語っている主人公のビジュアルという訳ですね。

ところが、いざ「出版」となると「肖像権」という問題が出たのです。またの名を「著作権」ともいいますね。それで、この「肖像権」で実は問題とまではいかないけど、若干、引っかかるものがあったのです。

このキャラクターの誕生のいきさつ

このキャラクター、「三つの背徳の果実」の主人公、つまりは、その作品世界での中心的な存在である人物がこのビジュアルなのは、作者に多大な「魅力」を与えたある「ガンダム」キャラクターが元となっております。

いわゆる、ガンダムMSV（モビルスーツバリエーション）と呼ばれる作品の登場人物の一人、ジオン公国軍でモビルスーツを生みだした、モビルスーツ開発者（現代社会で表現するならエンジニア）であるエリオット・レム中佐が元ネタなんですよね。

それで同人もの小説みたいな作品だった当初、「エリオット・バートン」という形で登場してもらっていたという、そんないきさつがあります。ところが、まさか「出版」という話が持ち上がり、自宅プリンターで製作したイラスト集（個人で楽しむために作ったもの）を出版委託をしている文芸社様（あの頃は確か担当編集者に送った記憶があります）に送った所、先程の「肖像権」というワードが出てきた訳です。

それで、あまりにも本人（エリオット・レム中佐）に似ているということでこれは名前を変更した方がいいという話を、担当編集者から聞いたのです。はて、困った。名前が浮かんでこない。

そこで、私は一泊二日の箱根旅行へと旅行バッグ一つで旅立ったのでした。

ポーラ美術館で出会った名前

箱根一泊二日の弾丸旅行へ行った私はそこで人生初、美術館へと足を運びました。記念すべき初美術館は、箱根・仙石原にある「ポーラ美術館」です。

既に２年前の話なので、もはや記憶はおぼろげですが、記憶に残っているのは白黒のリトグラフの作品の数々と、ゴッホとかの作品ですね。

色の使い方が凄く綺麗だし、特に「青」の色の感じが印象的でした。とにかく深くて綺麗。思わずゴッホの作品を目の前にして立ち尽くしていました。その時は「ひまわり」は展示されてはいませんでした。けど。昔の画家の作品は色つかいが本当に美しい。優しい印象を受けました。

そうしてポーラ美術館に入り浸ること５時間。途中、ランチを摂る為にレストランへ行きましたが、美術鑑賞に費やした私はそこで、「レンブラント・ファン・レイン」の作品も見ました。

リトグラフの作品を見て、そしてホームへと帰った時、ふと思いついたのが「レンブラント・バートン」という名前でした。帰ったと同時にトイレに駆け込んだ私は、担当編集者に電話をかけて「レンブラント・バートン」という名前はどうでしょうか？と提案して、そして現在に至るわけですね。

レンブラント・バートンの耳のピアスの意味

主人公、レンブラント・バートンで名前が決まった彼に、私は最後に「エリオット・レム中佐」とは違う「レンブラント・バートン」としてのキャラクターとして、彼の左耳にピアスをつけました。

男性の片耳、左側のピアスは「勇気と誇りの象徴」です。設定年齢は４０歳なので、社長としては年齢は若い社長です。しかし「三つの背徳の果実」の世界では、世界中を相手にする大企業の代表取締役。

パートナーに愛妻を持つ彼ですが、社長就任直後は思わず逃げたくなる事態にだって遭遇していたでしょう。しかし、彼は「勇気と誇り」に賭けてそこから逃げるようなことはしなかったのだろうと思います。

そんな振り切った主人公は、やっぱりいつまでも作者の心に生きる「心の中のヒーロー」だと思います。そんな出逢いをもたらしてくれた、この世界とポーラ美術館と過去の偉人に感謝を述べつつ、この記事を終わらせたいと思います。

みんな！ありがとう！そして、これから出会う人々に「Hallo!」。