【相談回答】体力・精神的に具合が良くない場合は転職活動を中止した方がいい?
マシュマロの相談への回答が長文になったからnoteで答えていきますシリーズです。
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回答
マシュマロいただきありがとうございます。
「現職で潰れる前に転職すべき」と「心身がよろしくない状態で転職活動するのは良くないのでは」はすごく悩みますよね…。
メンタルダウン以降、体がついてこなくなり焦る感覚は私も味わったので非常によくわかります。
以前カウンセリング中に心理士さんに言われたんですが、一度メンタルダウンを経験した人は「しんどい限界」の閾値が下がってしまうらしいです。今までであれば80のラインで限界だったのが60まで下がってしまうみたいな。つくづく人間の体って厄介ですよね。
しかも肝心のじゃあどうすればその下がった閾値は戻るの?は教えてもらえず、どうしたらいいんだよと思いながら省エネ人間として日々過ごしています。
本題に入ります。
「心身の調子を崩している状態では転職活動を中止すべきか?」については私がもしマロ主さんの立場だったら転職活動を中止はしないが、強度は変えるかなと思います。
「強度」とは転職活動の中での活動の種類、例えば面接を受ける、カジュアル面談での情報収集をする、職務経歴書のブラッシュアップをする、などの中で「より本選考に近い活動かどうか」を指します。
面接選考>エージェント面談>カジュアル面談>職務経歴書ブラッシュアップ>求人情報収集や自己分析 の順番に強度が変化していくイメージです。
(エージェントは今すぐの転職は考えてなくとも!とうたいつつ、何だかんだ1~3か月以内に応募してくれるような人に注力する傾向があるのでこの位置づけです。)
強度を変えたほうが良いのでは、と考える個人的な基準としては「面接回答が普段に比べネガティブな考えに引っ張られていないか?」です。
マロ主さんも書かれている通り在職中の転職活動はかなり気力体力を使います。ここの職場に留まるよりも次のステップへの機会を!のアドレナリンで乗り切れるのであれば良いのですが、そもそもの自身のベースの気力体力が落ちているとただただ疲弊、となってしまうこともあるかなと思います。
そんな気力体力が限界な中で面接を受けると、面接時に語る転職理由や自己PRの内容が自信無さそうなものになったり、反対に無理してポジティブに言おうとオドオドした印象を与えるリスクが高まります。適性検査の性格診断の結果にも不思議とストレス耐性の数値などで現れます。
もし自身の面接回答を一歩引いて俯瞰的に見たときに元気なときの自分がするであろう回答に比べて明らかに覇気がないレベルであれば、面接選考は一時的に控えたほうがいいかもしれません。元気な状態で受けていれば合格するであろう会社にそれが理由で落ちてしまうのは勿体ない気がするので。
仲の良い同僚や友人・家族に最近変じゃない?と心配されるくらい弱っているのであれば注意信号だと思います。
一方で完全に転職活動を中止してしまうのもそれはそれで「このままで良いのでは」系のストレスや焦りになってしまうのではないかなと思います。
そこで出てくるのが「強度を変えた転職活動」です。
例えば
・職務経歴書の内容をブラッシュアップしてみる
・求人サーチの条件を少し広げて情報収集してみる
・同業種から転職した元同僚や友人の話を聞いてみる(リファラルに繋がることがあるかも)
・ビズリーチから直接スカウトが来て、気になった会社のカジュアル面談を受けて社風を見てみる
・そもそも自身が何が原因でメンタル不調になったのか(特定の業務や人が原因の場合もあるので)の分析
など、自身のメンタルがしんどくならず気分転換につながる範囲で情報収集や分析の時間にあててみるのはいかがでしょう。
焦りや思考停止につながるのって自分が何が好きで何が嫌なのか・自分には何ができるのかの自己理解や世の中にどのような選択肢があるのか・興味がある仕事の実態といった仕事理解の情報が案外不足しているからだったりします。
少し立ち止まって今後のキャリア選択をする上で自分が手に入れたい項目と避けるべき項目って何だろうと整理してみると多少焦りや不安がクリアになってくるかもしれません。がっつり転職活動をするのはその後でも遅くありません。
とはいえ、マロ主さんのお疲れ具合がわからない状態で私も話してしまっているので、限界レベルで体調を崩しているなどであればちゃんと寝て、ごはも食べて、休息の時間を優先してくださいね!何よりも大事なのはあなたの健康なのですから。
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